ノア(仮面ライダーリバイス)
のあ
『仮面ライダーリバイス』作中においてかつて存在した政府の科学研究組織。「NOAH」は「NEST OF ANTI HUMAN」(直訳: 反人間の巣)の略称。
25年前、悪魔を軍事利用するべく研究に躍起になっていたが赤い悪魔に両親を殺された白波純平という男にギフの細胞を移植し、仮面ライダーベイルに変身して最強の悪魔ハンターになることを強制する。
そしてベイルは失敗作の悪魔の始末をさせられる事になったが、戦いの日々に彼の心は壊れ始めていき、それに心を痛めた伊良部正造ら一部のメンバーの手により純平が脱走した。
なお、純平を発見するまでも実験体となる人物を探していたようだが、そのやり方は事故に見せかけてその人物に重傷を負わせ、治療を建前に人体改造を行うという余りにも倫理を無視したものだった。
その上、純平以前に目を付けた人物は改造や実験の失敗で悉く死亡していることが示唆されている等、生命に対する侮辱や冒涜とも取れる行為を平然と行ってきた模様。
しかも、上記の通り純平の戦いはデータ収集と事実隠蔽の為と言う殆ど完全なマッチポンプまで実行している等、その実態はほぼ完全に悪の組織である。
純平脱走後は組織が腐敗して枝分かれを始め、その一部のメンバーがギフの棺を持ち出して神格化、彼らによる悪魔崇拝組織=現在のデッドマンズが創設することとなった。
また、純平を改造した研究者である狩崎真澄は自らの行いを恥じ脱走の手助けをしたほか、後に政府特務機関フェニックスの対抗組織であるウィークエンドを作り上げた。
上記の情報と、かつてノアの管理部門担当であり現フェニックスの長官である赤石英雄が裏でデッドマンズと繋がっていることを考えると、仮面ライダーリバイスという物語自体がノア残党同士の壮大な内紛であると捉えることもできる。
リバイス超全集によると明らかになっていなかったが、設立者は赤石英雄となっている。トップにならなかったのはおそらく裏で暗躍するためにあえて管理部門に属し、東山を隠れ蓑にするつもりだったと思われる。