概要をカードに、魂をデュエルに…じゃなくて飛行甲板に!私はハーミーズ。指揮官、ご命令を!
CV:稲村優奈
アズールレーンに登場するキャラクター。イギリス海軍の軽空母「ハーミーズ」が元ネタ。
作中においてはイギリスをモチーフにした西方の君主制国家「ロイヤル」の艦艇として登場する。
レアリティはノーマル(★1~4)。改造によってレアに昇格できる。「だが俺はレアだぜ」
史実では鳳翔と並ぶ空母の黎明期に誕生した艦で、純粋な空母として計画・建造された艦としてどちらが世界初の空母であるかたびたび議論されることも多い。
残念ながら黎明期に建造されたことや史実であっけなく沈んだ事(艦載機もなく対空兵装もほとんど無かった為、日本の熟練航空部隊の的にされた)もあってレア度は低いが、育成すればそれなりに活躍できるゲームシステムと、遊戯王への(やりすぎなほどの)熱いリスペクトが現役決闘者やかつて決闘者だった指揮官の目に留まり、ノーマル艦の中ではかなりの人気がある。
戻ったか。楽しいデュエルしよう!
艦載機の札を手札、飛行甲板をデュエルディスクに見立てるという、遊戯王を意識したデザインになっている。台詞に至ってはほぼアニメ遊戯王の台詞をベースにしたもので「ガッチャ」とか「集いし星が~」とかどこかで聞いたことのある台詞を使う(しかも中国産のゲームでありながら完璧に近い形で翻訳されている)。
改造後に至ってはバイク型の艤装に跨っており、完全にライディングデュエルの様相になっている。一見ネタに全力で突っ切った艤装に見えるが、実はちゃんと実艦のハーミーズをベースにしており、デザインと再現性を見事に両立させている。ハーミーズ改造の情報ツイートでは案の定デュエリスト指揮官が多数出現し、Dホイールがこの影響でトレンド入りも果たしている。
しかも後に実装されたCVはかつて『遊戯王ARC-V』にて柊柚子/セレナを演じていた稲村優奈が起用されるという徹底ぶりであった。
もはや艦船擬人化ゲームより遊戯王(タッグフォースか何か)にいた方が違和感ないのではという声も。性格については遊戯王のテーマに沿って、「友情」や「絆」を大切にする優しく情熱的な子になっている。好感度が上がると恥ずかしそうにしながらもデレる。かわいい。……しかし指揮官の似顔絵をカードスリーブの絵柄にするのはいかがなものか。
逆に好感度が失望レベルになると闇の決闘者認定されてしまい、主人公然とした態度で指揮官を打ち倒そうとしてくる。
なぜ空母だったのが決闘者に生まれ変わってしまったかについては、名前に由来すると思われる。
ハーミーズはギリシア神話のヘルメス神の英語読みで、賭博、計略、策略、詐術、幸運、そして競技など多くの文化・知的活動を司っている神様である。ここから、中国語では「競技神」と字を当てられている。
この「競技神」の字面が、意味合いが近い競技→遊戯として拡大解釈されたのではないかと予想されている。
関係者?
- 鳳翔:たびたびライバルとして挙げられているが、こっちは決闘者とは全くかけ離れたデザインである。ハーミーズ自身は彼女と勝負することが夢
- 飛龍、蒼龍:同じく札を艦載機にして使用する空母たち。こっちは花札である(もっとも、花札モチーフのカードを用いる決闘者も本家にはいるわけだが)。
- クリーブランド、ヘレナ、ウィチタ:優秀な性能と配色から大陸版では遊戯王になぞらえて「三幻神」と呼ばれている。3人とも前線なのでハーミーズで航空支援(≒魔法カード?)しながら決闘もできる。
- セントー:産まれた年代が母子レベルで離れているが、同勢力の同じ軽空母であり、彼女のキャラクターストーリーでも最初に関わった仲間が何を隠そうハーミーズである。ちなみにその時ハーミーズはドローからモンス…じゃなく艦載機を召喚する練習をしていた。
カードにも航空機にも性能が宿っている。私のターン!
史実においてこれといった活躍ができなかったためか、素のレアリティや基本的なステータスは凡骨決闘者レベル。
特に耐久面はステータス不足に加え、戦闘機を搭載できないためボロボロであり、敵の攻撃が激しくなる後半では戦場のど真ん中で呆気なくハーミーズ死すなんて事にもなりかねない。
しかしながら、耐久力や戦闘機のスロットを生贄に捧げた分だけ装填速度と攻撃機の数が秀でており、攻撃範囲や火力の面では生半な正規空母にも比肩ないしは凌駕しうる潜在能力がある。
所有する魔法カードもといスキル「強襲空母」は自分の航空攻撃時に発動し、戦闘中一度だけ航空攻撃によるダメージを2倍に増やすことができる。ただでさえ高い攻撃性能が上乗せされるため、高速高打点アタッカーとしての活躍が期待できる。
捨て身覚悟で火力に特化するか、防御を補ってあげるか。漫然と使うには難しいが、その能力を活かそうと考えて使ったときの爆発力には大いに期待ができる。
そして改造後、奴は……弾けた。
ノーマル艦であるにもかかわらず新規の固有スキル「ヘルメスドロー!」を習得。中国版では「Destiny Draw!」とまんまな名称だったが、日本版では許されなかった模様。
20秒ごとにランダムに「爆裂のソードバースト」(中威力三連打)「黒炎のブラックダート」(高威力の一撃)「翻弄のフェアリーシール」(小威力多段ヒット)のいずれかの特殊航空攻撃が発動する。
それぞれ滅びの爆裂疾風弾×ソードフィッシュ、といった具合で、どうやら遊戯王初代主要キャラの使用カードと、大戦時の航空機の名称が組み合わさっているようだ。
ステータスに関しては、特に機銃による対空と装填の向上が際立って強化された。ネックの耐久面については底上げ自体はされたもののマイルドな改善にとどまったものの、特技を徹底的に伸ばす特化型構築として元々の運用を研ぎ澄ませている。
また、元々のレアリティの低さゆえの低燃費も大きなメリットであり、低燃費艦隊の主力を任せるのにも適している。
関連イラスト信じる限り、いつか艦隊が応えてくれる!
私の関連ターグ!
アズールレーン 碧蓝航线 ハーミーズ ロイヤル(アズールレーン) 遊戯王
イロモノ軽空母たち
ボーグ(アズールレーン)…アズレンのやきうのお姉ちゃん
龍驤(アズールレーン)…アズレンのライダー
隼鷹(アズールレーン)…アズレンのオサナナジミ