概要
原作やアニメでも多用されたため、知名度はそこそこ高い。
カードテキスト
剣術を学んだエルフ。素早い攻撃で敵を翻弄する。
解説
レベル4なので増援でサーチ可能、レスキューラビットでリクルートが可能、攻撃力が低いためクリッターや巨大ネズミに対応など、場に出したり、手札に加える事はかなり簡単。
しかし、攻撃力が1400とかなり貧弱なため、戦闘で活躍するのは至難の業。
しかも、レベル4で地属性・戦士族なら、他にも優秀なカードは多く存在する。
そこにさらに通常モンスターという点を加味しても、戦士ダイ・グレファーなどこのカードより攻撃力の高いカードは普通にある。
そのため、ファンデッキなどでもない限り、使う意味は非常に薄いと言わざるを得ない。
一応奈落の落とし穴に引っかからないなど局所的なメリットはあるが、採用の如何にかかわる程ではないだろう。
2016年では劇場版記念カードとして派生版が登場し、このカードの名前がそのままカテゴリーとして扱われることとなった。
2020年には【エルフの剣士】が大会で準優勝を果たしたものの、中身は大量の罠カードやインスペクト・ボーダーによる封殺を中心とした【メタビするエルフの剣士】であり、決してファンデッキと言えるほどネタ要素に特化してはいなかった。
原作・アニメ
原作「遊☆戯☆王」及び「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」では、闇遊戯のデュエルの際に多用されたモンスター。
彼のデッキにおける切り込み隊長のような役割であり、召喚されてはすぐに死に、相手のデッキの恐ろしさを身をもって闇遊戯と読者に教える役が多かった。
つまりは噛ませ犬である。
そして、原作の「バトルシティ編」では遂にリストラされてしまった。エルフの剣士の明日やいかに。
一方アニメでは(相変わらず噛ませだったが)登場回数は多めであり、乃亜編以降はリメイク版である翻弄するエルフの剣士を代わりに使用している(一応そちらが初登場した対大下戦では、通常モンスターのエルフの剣士もデッキに入れている描写がある)。
対海馬乃亜戦では天界王シナトの攻撃から遊戯を守り、八汰烏のダイレクトアタックを防ぐという見事なファインプレーを見せた。
もし彼が居なければ遊戯の敗北は確定的であっただろう。
その後も高い攻撃力のモンスターには破壊されない効果を生かして、窮地に陥った遊戯をたびたび守っている。
後の遊戯王GXの最終回にも登場したが、ブラック・マジシャンの身代わりにされて終わりと、扱いの悪さは変わっていなかった。
遊戯王5D'sでは、翻弄するエルフの剣士と同じ効果を持つロードランナーが、主人公不動遊星の使用するカードとして登場している。
派生ゲームでは
GBでも表立った活躍をみせるカードではなかったが、カプセルモンスターズGBやダンジョンダイスモンスターズでは、とびぬけた強さや特殊能力こそないものの比較的扱いやすいモンスターとして、それなりに活躍の機会を得ていた。
遊戯王ラッシュデュエルにも登場している。
翻弄するエルフの剣士
エルフの剣士のリメイクカード。
詳細は翻弄するエルフの剣士を参照。
エルフの聖剣士
リメイクカード第二版。攻撃力2100のデメリットアタッカー。
詳細はエルフの聖剣士を参照。