概要
『ウマ娘プリティーダービー』におけるサクラバクシンオーとノースフライトのコンビ、カップリングタグ。
史実においての二人は三度同じレースに出走しながらも自らの得意とする領域では勝ちを譲らなかったライバル。安田記念とマイルチャンピオンシップというマイル系のレースではノースフライトが勝ちを収めてスワンステークスというスプリント系のレースではサクラバクシンオーが勝ちを収めた。
バクシンオーにとってフライトはマイルへの道を阻んだ壁であり、フライトにとってもバクシンオーはスプリントへの道を阻んだ壁であった。
ウマ娘においてノースフライトは長らく登場しなかったものの、バクシンオーのライバル候補であることやバクシンオーの距離適性がマイルBであることから長らく登場を期待されており、実装された際はフライトのファンは勿論、バクシンオーのファンも喜び大いに盛り上がっていた。
ノースフライトの初登場となったイベントストーリーでは、お互いの在り方は違えど共に競い、切磋琢磨し合う良好なライバル関係が描かれた。
そして遂に実装されたノースフライトの育成シナリオでは、自身にとってバクシンオーの存在がどれほど大きいのか、特別なのかをトレーナーに語り、体質を克服しバクシンオーに自身の全力をぶつけたいと奮闘するフライトを見ることができる。バクシンオーにとってもフライトの存在は運命的なものを感じる程に大きく、闘争心を孕んだ目を向けるフライトに対して嬉しそうな様子を見せていた。彼女のシナリオでは長らく望まれていたバクシンオーとフライトのライバル関係の補完が多くあり、ファンにとってはこれ以上ない程の良シナリオとなっている。
そんな濃密な絡みが多いからか、二人はシナリオ内でヘリオスからベスラブ認定を受けていた。
また、ビコーペガサス、カルストンライトオのシナリオでも二人は登場している。
ビコーペガサスのシナリオでは、バクシンオーが長い間悟らせてすらこなかった痛々しい孤独感や苦悩、そして背中に重くのしかかる短距離路線の今後を思っての覚悟を自らフライトに笑顔混じりで吐露する場面が見られ、今まで彼女の明るい一面しか見られていなかった多くのファンを驚かせた。フライトにとってのバクシンオーが特別なように、バクシンオーにとってもフライトは唯一弱音を吐ける程に信頼できる相手だった。
カルストンライトオのシナリオでは多少希望的な方向へ緩和されているものの、バクシンオーが今まで抱え込んでいた悩みの一部を見ることができる。それでも自分のこだわりを諦めずに奮闘するバクシンオーを応援し、再び共に走ろうと意気込むフライトが描かれている。
そんな二人は普段の関係も良好で、バクシンオーの妹のために洋服を選びに行った際、妹へのプレゼントとフライトへのお礼で買ったアイスで財布をすっからかんにしてしまったバクシンオーに対し、フライトが自身のアイスをバクシンオーに「あーん」で分け与えていたり、誕生日にはお互いの好きそうな服を選んでプレゼントしている仲睦まじい姿を見ることができる。
そして二人はクラスも一緒のようで、授業が無くなり自由時間となった際はブルボン、ライスと共に缶蹴りで遊んでいた。
余談
- 名前
ノースフライトという名前ながらフライトはフーちゃんと呼ばれており、タグ名もそれに沿ったものとなっている。この呼ばれ方は史実に沿ったもの。
- 30年
フライトのシナリオでバクシンオーが言った「30年くらい競い続けたら」というセリフ。実はこの二人が史実で戦った1994年は今から丁度30年前。
関連項目
サクラバクシンオー(ウマ娘) ノースフライト(ウマ娘) フーバク