概要
『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウオッカとダイワスカーレットのカップリングタグ。
史実でライバルと称される史上最高の牝馬の一体である両名。
こちらでも互いを良きライバルとして認め、競い合う仲であり、レース以外でも端から見ればしょうもない事で張り合ったりすることもしばしば。日常的に仲良く喧嘩しながら行動を共にする姿はさながらケンカップルである。育成終了後のエンディングでも互いが切っても切れないライバル関係である事が分かる。
ちなみにトレセン学園の寮も同室であり、コミックス版STARTING GATE!では、ウオッカが「(ダイワスカーレットの)裸は見慣れた」という趣旨の発言を発している。また、ダスカの方が体型的に優れているため、写真判定レベルの着差だとダスカに軍配が上がることがうまよんにて描写されている(この時、ウオッカは泣いていた)。
アプリ版で、二人の喧嘩はトレセン学園の名物扱いされており、デジタルでなくとも見てみたいと思わせる、人気の突発イベントとなっている。
2018年7月8日のOP&ED発売イベントで明かされた内容によると、この2人は声を当てるにあたって「カップルのように演じてください」と演技指導が入ったらしい。
後に行われたCygamesの技術カンファレンス「Cygames Tech Conference」では、各キャラの関係性の深さを線の太さで数値化するという技法を使っていることを説明する際の例として、この二人組が採用されている。
2022年11月28日開催のイベント「Illuminate the Heart」では育成キャラとして共にクリスマス衣装で登場。
「唯一無二のライバルであるはずの2人は、 お互いを特別に思うあまりすれ違っていく」と書かれているが果たして...?
史実
モデル馬が同期のライバル同士である他にも様々な共通点・繋がりが見られる。
- スカーレットの二代父・サンデーサイレンスの父親であるヘイロー、ウオッカの二代父・ブライアンズタイムの父親であるロベルトは共にヘイルトゥリーズン産駒。
- スカーレットの父親であるアグネスタキオンは皐月賞、ウオッカの父親であるタニノギムレットは日本ダービーとクラシック三冠のうち一冠を制覇後、共に脚部の故障により3歳で引退。
- ギムレットがスカーレットと同じく松田国英厩舎の管理馬。
- ウオッカを担当した角居勝彦調教師が1997年から調教師免許取得まで松田厩舎において調教助手として勤務していた。
- それぞれの引退レースとして海外遠征の計画が持ち上がっていたが故障・病気のため断念し、そのまま引退(それぞれ現役中も体調不良で休養していた時期がある)。
- 松田調教師も角居調教師も共に2021年2月28日を以てそれぞれの事由によりJRAを退職(松田調教師は定年のため、角居調教師は天理教の布教者に転身するため)。
松田調教師は、ライバルとして負けられない想いを抱えていた反面、自分が手がけた競走馬の愛娘がかつての愛弟子に管理されることについて嬉しく思っており、ウオッカが日本ダービーを制した際は、そのときの記念写真を厩舎の一角に飾っていたという逸話もある。
対戦歴
年度 | レース | グレード | ウオッカ | ダイワスカーレット | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2007 | チューリップ賞 | GⅢ※ | 1着 | 2着 | 着差クビ差 |
2007 | 桜花賞 | GⅠ | 2着 | 1着 | 着差2と1/2バ身差 |
2007 | 秋華賞 | GⅠ | 2着 | 1着 | 着差2と1/4バ身以上 |
2007 | エリザベス女王杯 | GⅠ | 出走取消 | 1着 | ウオッカはレース当日に右関節跛行のため出走取消 |
2007 | 有馬記念 | GⅠ | 11着 | 2着 | 1着はマツリダゴッホ |
2008 | 天皇賞(秋) | GⅠ | 1着 | 2着 | 着差ハナ差(2cm)。第138回天皇賞を参照。 |
※当時の格付。2018年よりGⅡに昇格。
なお、2人のモデル馬は共にテレビ東京で放送されているミニ番組『土曜名馬座』にて特集されているが、それぞれの放送回も偶然にも第78夜(スカーレット特集回「壁」)、第87夜(ウオッカ特集回「熱風」)と、一桁と二桁の数字を入れ替えたナンバーとなっている。
ちなみに、現実のウオッカとダイワスカーレットは「血統的にも能力的にも文句なしの好相性。問題は両方とも牝馬だということだけ」と評されていたという。
そして2023年1月9日、ウオッカの息子・タニノフランケルとダイワスカーレットの孫・スカーレットテイルの間に、2頭の血を引く牝馬が誕生した。
なお、その他に同世代で実装済みなのは夭折のスプリンターアストンマーチャン・「ステマ配合」の元祖にしてステイゴールド産駒きっての暴れん坊ドリームジャーニー・G1級競走17連対の記録を持つ地方の雄フリオーソがおり、未実装馬にもグラスワンダーの血を次代に繋いだスクリーンヒーロー、史上初の高松宮記念親子制覇(父キングヘイロー)を成し遂げたローレルゲレイロ、テイエムプリキュアとのコンビ逃げでエリザベス女王杯に大波乱を巻き起こしたクィーンスプマンテ、NHKマイルカップにおいて3連単900万馬券を叩き出したピンクカメオ、国内最高齢出走記録を持ち、最期まで現役で走り続けたヒカルアヤノヒメらがいる。
関連イラスト
関連タグ
ウオッカ(ウマ娘) ダイワスカーレット(ウマ娘) 07世代(ウマ娘)
アグネスタキオン(ウマ娘)、タニノギムレット(ウマ娘):史実におけるそれぞれの父親。
ジェンヴィル:牝馬三冠路線で1・2着となったライバル同士をモデルに持つウマ娘CP繋がり。但しジェンティルドンナ(ウマ娘)が3戦3勝しており、ヴィルシーナ(ウマ娘)はすべて2着。
ディープスカイ:ダイワスカーレットと同じくアグネスタキオン産駒で、彼女達と覇を争った競走馬。彼だけ牡馬なので百合の間に挟まる男呼ばわりされるが、ウオダスが牝馬とは思えないムキムキの恵体であるため、どちらかと言うと「アマゾネス2人に挟まれて潰されるショタ」「メスゴリラ二匹に挟まれる男」とされ、名前の響きから潰されて「プスー」と空気が抜ける音がしているというネタが存在。