「ここは神聖なる裁きの殿舎!!覆すこと叶わぬ貴様らの運命をこれより採決してくれる!!!」
概要
「司法の島」エニエス・ロビーの裁判長で、ケルベロスのように3つの頭を持つ大男。
しかし実際は仲良しトリオがくっついているだけなので、3つの頭はまったくの別人。
真ん中ののっぽ男が左右二人を抱えた格好になっている。
「左のおれはバス!」
「右のアタシはカビル!!」
「そして中央におるこのわしこそが!!!」
「………」
(左右)「名乗れよっ!!!!」
※中央の名前は「アンド」
プロフィール
本名 | バス、アンド、カビル |
---|---|
異名 | 3つ首のバスカビル |
年齢 | 46歳→48歳、51歳→53歳、40歳→42歳 |
身長 | 512cm (合体時) |
所属 | エニエス・ロビー裁判長 |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 3月30日、3月31日 (3人組、さ←3、い←1ばんちょう)、4月1日 |
星座 | おひつじ座 |
血液型 | X型、XF型、F型 |
好物 | 牛の左バラ肉、鶏のキモ、マグロの右ほほ肉 |
初登場 | 単行本40巻 第379話『道力』 |
CV | 大場真人、園部啓一、服巻浩司 |
性格
アンドがボケ担当で他二人がツッコミという漫才のようなやり取りで会話し、名乗りの際もバスとカビルが普通に名乗る一方でアンドだけはボケをかます。そして左右から頭突きで突っ込まれる。
またカビルは所々に「ン」を付けるしゃべり方が特徴。
※アンドのボケ名乗り↓
「中央本線一人旅」
「中央フリーウェイ」
「お姫さま」
- 裁判官として
ギャグキャラっぽいが公正な人物…というわけでもなく、「間をとって死刑」というトンデモ判決を下す恐ろしい裁判長。
また以下のやり取りも「エニエス・ロビーに連行される事自体が罪人の烙印」という世間の評判が決して誇張ではないことを裏付けている。
ザンバイ「そもそも裁判長なんてものがこの島にいるとは思わなかったぜ!! このエニエス・ロビーに連行された時点でみんな罪人 あとは無人の裁判所をただ素通りするだけだと聞いてた」
「それは間違いだ海賊共………!!!」
「ここは世界で最も権威ある公正な裁判所!!!裁判は人を公正に裁く!!!」
「ただし…!! ここにいる有罪・無罪の評決を下す"陪審員"達が元海賊の『死刑囚』であり お前達の"道連れ"を望む者である事をのぞいては!!!」
「それゆえこの町で無罪になった者」
「などっ」
「歴史上ン!! 一人もおらンのだン!!!」
ちなみに初登場時のセリフからして、どのみち有罪判決を下すスタイルであるらしい。
「海賊が一人!? 海賊は『有罪』だァ!!!」
「そんな事言わずにん 『無罪』にしてあげましょうよん」
「ウーム 間をとって『死刑』!!!」
※海賊はそれ自体が罪なので、よほどのことがなければ無罪にはならない(海賊ではなくても犯罪者なら同じこと)。
罪状にもよるが、投獄ではなく処刑されることもままあるようだ。
戦闘能力
大剣を振るって戦うようだが、戦闘シーンはほとんど無いためどのくらいの強さなのかは不明。ただし石の床を砕く威力を見せており、それなりには強いと思われる。
劇中の活躍
ニコ・ロビンを奪還するために麦わらの一味(及びフランキー一家とガレーラカンパニーの職長達)がエニエス・ロビーに乗り込んで来た時が初登場。その際、CP9長官のスパンダムに代わり実質的な司令官として指示を出し、海賊たちを殲滅しようとする。しかし、海賊達は次々と島内を突破し、最終地点の裁判所にも侵入される。スパンダムから状況報告を請われた時は、ゾロが“龍巻き”で海兵・役人たちを吹き飛ばしている最中で、スパンダムに「“最悪”かと」と応えた。
バスカビルは海賊達に判決を言い渡そうとしているが無視され、それに激昂して襲い掛かるが、フランキー一家のザンバイ達が立ちふさがって彼らと交戦する。
その後、パウリーも駆け付け、「司法の塔」へ通じる跳ね橋が降ろされそうになった際、すぐさま跳ね橋への砲撃を命じようとしたが、パウリーとザンバイにそれぞれ首と首の間の胴体部分を切り裂かれる。だが、上記の身体の構造によって無事だったため、再度砲撃命令を出して跳ね橋を破壊する。その直後、ココロが操縦する海列車「ロケットマン」が突撃して中途半端に止まった跳ね橋をジャンプ台として飛ぼうとしたため、それを阻止しようと立ちふさがるが、呆気なく吹き飛ばされる。その後の消息は不明。