概要
謎の彗星飛来による一年戦争の休戦と、彗星の正体が外宇宙文明の未知の技術によって造られた戦艦であり、ビアン・ゾルダーク博士によって異星人の地球侵略が警告されたことに端を発する。
具体的には、
・地球連邦軍の軍備増強によるティターンズやOZの台頭、それを危惧するコロニー側のエゥーゴ結成とオペレーション・メテオ発動。
・星の屑作戦をもってジオン公国が再度の宣戦布告。また、木星圏からジュピトリアンとザンスカール帝国が地球侵攻を開始する。
・Dr.ヘル率いる機械獣軍団、地下勢力のミケーネ帝国、妖魔帝国が地球制圧行動を取る。
・正体不明の敵、「使徒」が出現する。その一方で秘密結社ゼーレやBF団といった謎の組織が暗躍する。
・外宇宙からの侵略者であるゼントラーディとメルトランディ、そしてキャンベル星人、ボアザン星人を配下に置くエアロゲイターが襲来。外宇宙の知的生命体の存在が周知のものとなる。
・人類の天敵「宇宙怪獣」が知的生命体殲滅を開始する。
以上の出来事が起こり、ヱクセリヲンそのものをブラックホール爆弾とすることによる宇宙怪獣の殲滅と、エアロゲイターことゼ・バルマリィ帝国監察軍第7艦隊の壊滅により、地球圏での戦争は一応の終結を見た。
しかし依然として多くの勢力が健在のままであり、特に宇宙怪獣とゼ・バルマリィ帝国は勢力のほんの一部分でしかなかった。
また、雷王星でのブラックホール爆弾使用の余波で地球圏に重力崩壊衝撃波の脅威が迫るなど、ビアンが語った『人類に逃げ場なし』の状況はさらに続いていくことになる。
最終的に、イージス計画によるバリアで衝撃波を防いだことにより、バルマー戦役は真の終結を迎えた。
後に、外宇宙からの侵略と地球にもたらされたEOTに深く関わっていたゼ・バルマリィ帝国から名をとって『バルマー戦役』と呼ばれるようになった。
だが……すべては後の『封印戦争』や『銀河大戦』に続く戦乱の発端でしかなかったのだ。
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