概要
日本ファルコムから発売されたゲーム、空の軌跡に登場するゴルディアス級と呼ばれる巨大メカの1つ。
同作品に登場するキャラクター、殲滅天使の意思に追従する人形兵器であるとともに、
彼女(レン)にとってパパとママを重ね合わせた存在でもある。
スペック
全高 | 15.5アージュ |
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本体重量 | 55トリム(※完全武装時は68トリム) |
材質 | クルダレゴン合金(ゴスペルにも使われる結社が独自開発した超合金) |
武装 |
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その他 |
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元々は結社の技術者であるローゼンベルク工房の長ヨルグ・ローゼンベルクが開発したものであったが後にヨルグの弟子であり結社の最高幹部である使徒(アンギス)の一人であるF.ノバルティス博士に開発が横取りされる、その後非接触式の操縦を実現させるための実験によって多くの犠牲者を出したがレンとの適合の成功し完成。(その件も含めてヨルグとノバルティスの関係は険悪になる)
元々自立的にある程度行動可能だったが空の軌跡と零の軌跡の間でヨルグによって改良されレンだけでなく自身の意思を持ち行動がとれるようになった。
零の軌跡では文字通りレンの背を押すことによりレンがブライト家と和解し長きに渡る闇の世界からの脱却をし共に行動をとることになる。
零の軌跡の終了後レンがリベールのブライト家に引き取られた後はローゼンベルク工房で預けられていたが碧の軌跡で特務支援課の協力のため再びレン達と共に戦うことになる。
しかし、レン達の前に現れた神機アイオーンTYPE-γはゴルディアス級最終型と呼ばれるパテル=マテルの純正上位互換でありかつ零の至宝による無尽蔵のエネルギー供給によって劣勢を強いられることになる。
レンによる必死の抵抗も空しくアイオーンのダブルバスターキャノンが放たれようとする寸前
パテル=マテルはボロボロの中その体をはって軌道をずらす、そしてレンに一言言葉を放ち彼女の制止を遮りその体勢のままアイオーンごと空高く跳び上り自爆したのであった‥‥
アイオーンは大破、その体はほとんど崩壊し虫の息であった、そしてパテル=マテルは最後の力を振り絞って心配するレンに
【サ ヨ ウ ナ ラ】
そう言い残して完全に機能を停止。(ゴルディアス級はバックアップを取る事ができないので復帰もできない)
パパとママを重ね合わせた存在としてレンと共にいて、時には彼女を癒し、時には彼女を導き、そして命を賭して守りぬいたその姿はまさに一人の【親】として敬意を評するものだったと言えるだろう。
関連タグ
パテル=マテル……表記揺れ
ラピス・ローゼンベルク…同じくローゼンベルク工房製である意思を持った人形(アンティークドール)
あの日から5年・・・
ブライト家の正式な養子となり共和国のアラミス高等学校で生徒会長を務めるようになった彼女にひとつのプレゼントが届いた。
――オハヨウ、レン。
大キクナッタ―――相棒。
七曜歴1204年以来ノ再起動ヲ記録。
――マタ会えた、レン。
それは18歳になる彼女へ送られた
記憶データを呼び戻し再び蘇ったパテル=マテルのホロウコアである。
彼女の親友はザイファのホロウコアに着目し、彼女の姉兄と共にパテル=マテルの『復元プロジェクト』を企画。
そのために製作者であるヨルグ・ローゼンベルクを始め、十三工房の残存データをかき集めるために結社ともコンタクトをとった事でこの復元プロジェクトが広まったのであった。
協力には黄金蝶や痩せ狼だけでなく、どこぞの占い師やどこぞの怪盗も加わっており
完成されたホロウコアを共和国の裏解決屋にプレゼンターとして連名の依頼を出したことによって彼女の元に再びもう一人の両親が戻ってきたのである。
組織や国境の垣根を越えて実現できたこの『奇跡』は、まさに彼女が紡いできた人生の中で愛し愛された者達の証と言ってもいいのかもしれない。
おかえり……
おかえりなさい、《パテル=マテル》……!