ビクセン
びくせん
メイン画像のキャラクター。
本名はマリ・ジウェ・マッケイブ(Mari Jiwe McCabe)、1978年に創作されたものの、諸般の事情で実際のデビューは1981年となった。
スーサイド・スクワッドやジャスティスリーグに加入している。
マリの故郷であるザンベシ(Zambesi)はアフリカ大陸のどこかにある架空の国家。ザンベジ川(Zambezi River)というのは実在する。
マリ・ジウェの父親リチャード・ジウェ(Richard Jiwe)は牧師で平和活動家であり、独立を果たしたザンベシの大統領となったが、異母弟のムスタファ・マクサイ(Mustapha Maksai)によるクーデターで殺害された。
母親も密猟者に殺害され、天涯孤独となったマリは単身渡米し、ニューヨークでファッションモデルのマリ・マッケイブとして身を立てる。
後に叔父が父から奪った先祖伝来のタントゥトーテムを奪取。
狐を象ったこの護符は、伝説の英雄タントゥ(Tantu)が蜘蛛の神・アナンシから授かり代々継承されたもので、マリはこれを介して地球の「形態形成フィールド」(the "morphogenetic field" of the Earth)に接触、古今東西のあらゆる猛獣の能力をその身に再現することができる。
また念の力場を操作し、両手に鋭い鉤爪を生成できるほか、獣そのものに変身することもできる。
ただしこれらの能力は人間の理性で完全に制御できるものではなく、怒りの衝動が暴走するリスクを伴っている。
マリはこの能力を活用してクライムファイター・ビクセンとしての活動を開始、両親の仇敵とも決着をつけている。
『ジャスティスリーグアンリミテッド』の複数のエピソードにJLUメンバーの一人として登場。
『ブレイブ&ボールド』では古参のワイルドヒーローであるブワナビースト(B'wana Beast)とのコンビで出演している。
『ティーンタイタンズGO!』ではシーズン1エピソード#14にカメオ出演。
彼女を主人公とした2シーズン計12話のアニメーションシリーズが2015年から配信スタートし、2017年には『Vixen: The Movie』が公開。
『アローバース』『レジェンド・オブ・トゥモロー』と設定が繋がっており、『ARROW』シーズン4ではマリの声を当てたメガリン・エチクンウォーク(Megalyn Echikunwoke)が直接マリ役で出演している。
『Justice League Action』ではシーズン1エピソード#17から、『DCスーパーヒーローガールズ』ではシーズン3エピソード#10から登場。