CV:堀内賢雄
概要
シャーレアンを取りまとめる「哲学者議会」の有力議員。40歳。
「救世詩盟」のリーダーであったルイゾワの息子にして、アルフィノ・アリゼー兄妹の父でもある。妻はアメリアンス。
新生エオルゼアの時代から世界設定本(顔もこの時点で公開されている)や公式サイトの「第七霊災回顧録」などで存在が語られており、本編中もアリゼーとの会話の中で名前が出ていたが、長らく本編に本人は登場していなかった。
その後、暁月のフィナーレで正式に登場することが発表され、その前日譚となる漆黒のヴィランズパッチ5.55「黎明の死闘part2」のメインクエストで先行登場した。
人物像
困っている人を救うためならば戦いも辞さないルイゾワとは対照的に、「戦いは野蛮人のすることである」として戦うという行為そのものを嫌悪している。
かつてガレマール帝国がアラミゴへ侵攻した際、率先して和平交渉を行ったが、交渉が決裂するとみるや否や、当時シャーレアンの植民都市があった低地ドラヴァニアから本国「オールド・シャーレアン」へと全住民を移動させる「大撤収」を計画し、植民都市シャーレアンを一夜にして地図上から消した。
この行動は彼の、そしてシャーレアンの不戦主義の徹底ぶりを示すエピソードとして語り継がれており、マトーヤをはじめとした離反者も生んだ。
また、アリゼー曰く第一世界でリーンと距離を置いていた頃のサンクレッドの態度がフルシュノと似ているらしく、「アレコレ口出ししてくる割に最後の判断はこちらに委ねてくる」とのこと。
余談
演じる堀内氏はディシディアファイナルファンタジーシリーズで皇帝を演じていた。
アルフィノ・アリゼー推しのヒカセンからはもっぱら「お義父さん」と呼ばれている。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 暁月のフィナーレ シャーレアン
ルイゾワ…父。
アメリアンス…妻。
※以下、パッチ5.55「黎明の死闘part2」のメインクエストのネタバレを含みます
パッチ5.55ネタバレ
「テロフォロイ」による「終末」の再現を阻止するため、エオルゼア同盟は知の都シャーレアンに協力を打診し、その返答の特使としてフルシュノがグリダニアを訪れる。
アルフィノ・アリゼーとも久々の再会を果たし、一時は親子らしい穏やかな会話を交わしたが、直後エオルゼア同盟に対してフルシュノが告げたのは、「シャーレアンはいかなる事情があろうともガレマール帝国と戦争をしているエオルゼアには協力しない」という返答だった。
更に、これに対しアルフィノとアリゼーが異を唱えると「ルヴェユールの名を捨てよ」と勘当を言い渡し、再検討の要請にも耳を貸さず去っていった。
その一方、シャーレアンもテロフォロイの行動を受けて何かしらの動きを見せているという情報もあり、一行は終末を阻止するための手段を求め、シャーレアンへと向かうことを決意した。
「暁月のフィナーレ」(ネタバレ)
実はフルシュノを含めた哲学者議会のメンバーはハイデリンから「終末」の存在を聞かされており、終末によって滅びゆく星から人々を宇宙へと逃がす「方舟」の製造と、方舟に乗せる文明の保存を進めていた。
彼らは人々の混乱を避けるために秘匿魔法をかけられており、終末にまつわる情報の一切を外部に発信することを禁じられていた。結果、大事なことは伝えられないまま何かをしているという怪しい行動を取らざるを得なくなっていた。
フルシュノが終末の存在を知ったのはアルフィノとアリゼーが生まれる少し前のことだったのだが、彼らが生まれた時、嬉しさと同時にその命が終末によって脅かされるという事実に激しい憤りを覚えた。
そのため、たとえ子供に恨まれることになったとしても方舟を完成させ、2人の命を救うことを決意。勘当を言い渡したのも当然本心からではなく、計画が完了した時には力ずくででも方舟に乗せるつもりでいた。
だが、アルフィノとアリゼーはシャーレアンの使命を阻害することなく、暁の血盟と共に自分たちにできることを続け、ついにはハイデリンから終末に抗う術を聞き出すに至った。
2人の成長と成果を認めたフルシュノは、哲学者議会の総意として暁に協力することを決定。
同時に胸に秘めていた本心を打ち明け、ルヴェユール一家はようやく和解することとなった。
実は人参が苦手という弱点が発覚。
シャーレアンの納品クエストの対象アイテムのひとつ「キャロットラペ」は、人参嫌いのフルシュノのためにアメリアンスが依頼したものである。
このキャロットラペが特にギル効率がいいため多くのクラフターたちが大量のキャロットラペを納品しており、一部ではフルシュノの食事事情を心配する声も上がっている。
パッチ6.1
新たに追加されたロールクエスト(エクストラ)に登場。
ガレマルドにて偽神獣が出現し、獣化現象が続いている事を聞かされた光の戦士はキャンプ・ブロークングラスへ飛ぶ。
そこにはフルシュノがおり、「月」への転送装置があるバブイルの塔を中心として、獣の目撃情報が出ている事を告げた。
核であるアニマが討滅された後も、バブイルの塔には地脈のエーテルが収束し続けており、このままでは暴走して大爆発する可能性がある。そうなれば「月」への道は閉ざされ、ガレマルド一帯はザ・バーン同様の復興不可能な永久焦土になる事が予測された。
折しも「方舟」の役割が消失した「月」を、タウマゼインを更に発展させた「国の垣根を超えた、恒久的な知の集積地」とする計画が立てられており、ここで月への道を閉ざす訳にはいかなかった。
バブイルの塔にはエーテルのバリアが張られており、これを解除する為の情報を集める中で、光の戦士は「ロクス・アモエヌス」こと旧コルヴォ地方から帝都へと逃げてきたガレアン人たちを保護する。しかし約束の地も、帰るべき祖国も、更には皇帝さえ失った彼らには、深い絶望と不信しかなかった。
そこでフルシュノは、新天地としてオールド・シャーレアン、更には「月」への移住計画をもちかける。「何故自分たちにそこまでしてくれるのか」という質問に対し、かつて「アーテリスからの大撤収」において、保護対象は国家の重要性によって格付けがされていた事、その中でガレマール帝国は最も順位が低かった事を明らかにする。
お互いの大義のぶつかり合いでしかない戦争の無益さを厭い、植民都市からの大撤収を完了したフルシュノだったが、選民思想と受け止められても仕方がない処遇を行っていた事への償いとして、亡き祖父の理念「困窮した人々に手を差し伸べない事は義に反する」を、今はただ貫きたいのだと語った。
ガレアン人が長年培ってきた「前へ進む」為の技術や知識が、新たな地で発揮される事を願い、何よりもただ生きてほしいという願いに対し、彼らもようやく心を開く。
その後、バブイルの塔の結界の要であった「心臓」が回収され、光の戦士と各国盟主、更にネロを加えた一行は内部に突入。
フルシュノは久方ぶりに賢具を装備し、偽神獣ことネルウァ・イェー・ガルヴァスが絶望の末に変じた「獣」と対峙。極大ビームを賢具で展開したバリアで凌ぎきり、光の戦士とネロを支援し続けた。