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概要

正式名称は「Field Limitary Effective Implosion Armament」。

神聖ブリタニア帝国の研究機関「インヴォーグ」の研究チーフとなったニーナ・アインシュタインが開発した新型核兵器

発射すると一定以上の距離を直進し、内部のサクラダイトが起爆して核分裂反応を起こし、巨大なエネルギーの球体が発生。触れたものを跡形もなく消滅させる。この時球体内部の空気すら消滅するため、球体の縮小・消滅後は真空となった圏内に周辺の空気が流入し、第二次、第三次影響圏内に強烈な突風が発生。広範囲に甚大な被害を及ぼしてしまう。

効果範囲は最大で半径100kmだが、リミッターを設定すれば効果範囲や起爆時間の調整が可能。

核兵器ではあるが、起爆時には爆発、熱反応、放射能は発生せず、第三次影響圏終了後は後遺症は一切ない「究極のクリーンな兵器」と呼ばれている。

ニーナの意向によってランスロット・コンクエスターにピストル状のランチャーに搭載される形でロールアウトし、トウキョウ租界の政庁を中心とした半径10km圏内に甚大な被害を与えた(死者数は第一次の爆発で約1000万人以上、第二次の突風、第三次の都市機能崩壊も含めれば約3500万人を超える惨事)。

なお開発者であるニーナはこの兵器の威力をデータ上の漠然とした結果しか知らず、実際に目の当たりにした際にはあまりの強力さと、膨大な犠牲者の数に愕然とし、機関から逃走してしまった。そしてスザクも特区日本の虐殺とは比較にならない殺戮を実行してしまったこの事実を半ば諦観したように受け入れ、あれほど否定していた殺戮者としての道を歩むことを選ぶ。

その後はシュナイゼルによって一次製造分の弾頭が全て回収され、天空要塞ダモクレスに搭載。帝都ペンドラゴンを消し飛ばし、最終決戦時には「起爆前にナイトメアフレームで接近し、弾頭を破壊する」と言うルルーシュ側の作戦を無効化させた。

また、ダモクレスの庭園の天井にぶら下がっている照明のような物体もまた自爆用のフレイヤである。

フジ決戦後にダモクレス共々ルルーシュの手に渡ったが、21発の内12発は解体処理が行われていた。

しかし、ルルーシュの死後に伴う混乱の中で残る9発は外部へ流出してしまい、黒の騎士団とグリンダ騎士団が合同で調査チームを結成してその行方を追っており、4発の回収に成功した。(持っていたのは、ルルーシュ・マリーベルとは関係ない元ブリタニア貴族との事。)

3発は、ダモクレスの予備機と共にネオ・ブリタニア帝国へ渡ったが、最終的に全て使われた。

なお、残る2発の行方は現状不明だが、『奪還のロゼ』で全弾の消滅が確認されたとされる事からその前日譚に当たる『新潔のアルマリア』で明かされると思われる。

フレイヤ・エリミネーター

フレイヤの爆発を最小限に抑え込むため、ゼロレクイエムへの加担を決めたニーナがロイドセシルの協力を得て開発した装置。穂先が3つに分かれるように展開する投槍の形状をしている。

フレイヤはその組成と真逆の反応を与えることで理論上相殺が可能だが、発射した途端に刻々と組成が変化するという厄介な特性があるため、初期型は環境データ入力の猶予が19秒、さらに狙った組成反応が起こる0.04秒以内に本体へ打ち込まなければならないという「理論上は可能」な試作品レベルの代物だった。

だが、ルルーシュ蜃気楼の演算機能を用いて、さらに間髪入れずスザクがランスロット・アルビオンの膂力で投擲する事で、この奇跡のような綱渡りを成功させた。

戦後はニーナにより改良が進められ、効果範囲拡大と自動演算機能の追加に成功しており、大幅に難易度が下がっている。

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フレイヤ(コードギアス)
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