「俺は なんでも 軽いのが好きなの。」
CV:坂泰斗
概要
「フォルドの夜明け」に所属するモビルスーツ部隊のメンバーである、ヒスパニックを思わせる青年。
組織ではオルコットに次ぐ最古参とされ髭面ではあるが、声は若々しく皴などもないため高く見積もっても30代前半と思われる。
解説
軽さを尊んでおり(女性の趣味に関しては不明だが、恐らくは……)、乗機も武装を外すなど軽量化がなされている。機体特性を生かし滞空しながらの攻撃も行っている。
比較的落ち着いたところがあり、ジャリルの挑発に立腹したフィリップをなだめオルコットが過去を振り切るかのように私物を持たない主義であるとジャリルに伝えるなど同僚を宥めたりオルコットの事情に対しても理解を示し、上司であるオルコットにもタメ口を話せる程度の気やすい仲。
動向
プラント・クエタ襲撃では、手始めにプラントに向かう輸送船「カシュタンカ」を隊長であるオルコットらやGUND-ARM二機と共に包囲し拿捕。
第二段階のプラントへの奇襲に移行し、電子戦装備「コンジャムポッド」による通信妨害下で隊長や同僚のグリスタンとともにドックを破壊したと思われる。組織はGUND-ARMの力もあり十数機程度の駐留ドミニコス隊を含む防衛隊モビルスーツを撃退し、最終段階の別動隊による歩兵隊の内部突入が実施される。しかし、歩兵の一部がエアリアルの確保を試みるが失敗、そのエアリアルとドミニコス隊の砲撃を受け撤退。偶然とはいえ本来の目的であるデリング・レンブランに攻撃を与える事に成功する程度にとどまった。
その後、ベネリットグループの駐留部隊の急襲に対応するメンバーの1人となる。
作戦を無視してジャリルが捜索隊に先制攻撃を仕掛け自身はプロドロスで出撃。フィリップへジャリルのカバーに入ると通達。No.2パイロットとして応答を絶ったオルコットに代わって指揮を行った。ジャリル戦死で激昂したフィリップが突出したためカバーに入るが、集中砲火を受けてしまうも機動力で回避し難を乗り切り、ジャリルの一件を生存していたオルコットに詫びた。
最期は、ベネリットグループ駐留部隊との戦闘時にアサルトライフルが弾切れし、オルコットに援護を頼みつつ実体剣で挑みかかるが勝負にならず遠くまで吹っ飛ばされてしまう。
墜落した機体をグエル・ジェタークが発見した時にはすでにコクピット内で死亡していた。
ノーマルスーツどころかヘルメットも被らないままであったので、コクピットの損傷は然程でなくても彼へのダメージは大きかったらしく、直接画面には映らなかったがグエルが彼の遺体を見て吐くほどひどい損傷だったらしい。
余談
- エアリアルの砲撃をオルコットの部下が機体脚部に受けているが、彼またはグリスタンのどちらが被弾したかは(台詞等もなく)不明。
- ラテン系で髭面とあって、Ζガンダムの登場人物「ロベルト」を想起した者もいたとか。