ベラルゴシティの罠
かいじゅうつかいけいとのひれつなさくりゃく
レイの脳裏に度々浮かぶ『石の巨人』。オキはそれを「かつて幾度となく怪獣や侵略者から地球を守ってくれた正義の巨人なのではないか」と推測する。
そしてZAPクルー達はようやく目的地であるべラルゴシティに到着、そこで生存者の女性・アズサ・マキを保護する。だがレイは何故か胸騒ぎを感じていた。やがてその予感は的中。
マキの正体はレイと同じく怪獣使いのケイトだった。彼女が差し向けるファイヤーゴルザに苦戦を強いられるレイとゴモラ。だがそんなレイに追い打ちを掛けるかのように、ケイトは更なる卑劣な策を練っていた…。
ケイト「さあ、戦え。だがファイヤーゴルザは強い。油断したら倒されるぞ」
ケイトが操る怪獣その1。彼女のレイオニクスの能力でかなり強化されているのか、「バトルナイザーから出てきたゴモラをあっさりはじき返す」「超振動波をまともに喰らっても耐え抜き、反撃に出る」などしてゴモラを苦しめた。しかし敗北後は下記のガンQによって何とも哀れな最期を遂げる事となる。
着ぐるみは第2話のゴルザの改造で、後のウルトラシリーズに登場するゴルザは基本的にこのファイヤーゴルザである。
ケイト「敗北した怪獣には『死』、あるのみ」
ケイトが操る怪獣その2。ゴモラに敗北したファイヤーゴルザを処刑した。当然、レイはそんなケイトの行動に憤ったが…。
『ウルトラマンネクサス』に登場した怪獣…もといスペースビースト(基本的に連続パートが多い『ネクサス』の中でも、僅か1話で出番が終了したビーストである為、印象に残っている人もいるはず)。
怪獣データファイルでは、なぜかスピードの値が1500と作中最高値(第9話に登場したアリゲラと同格)になっているが、作中では体当たりをするばかりで、どちらかというとパワー系の怪獣のように思われる。
複数体が出現。ケイトの操るファイヤーゴルザにねじ伏せられ、いとも簡単に全滅させられた。
意外にも『ネクサス』に登場したスペースビーストによる怪獣同士の戦いが初めて見られたエピソードでもある(実際、ネクサスでは基本的にビースト同士の対決は一切なかった為)。そもそもスペースビーストはこれまで他作品との絡みが乏しかった為、ある意味貴重なシーンとも言える。