概要
『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』に登場する敵の一種。
ボコブリン族を統率する、重量級の魔物である。
登場作品
ティアーズオブザキングダム
今作で初登場。でっぷりと太った大きなボコブリンのような姿をしている。
5〜6体ほどのボコブリンの群れを率いて各地にたむろするリーダー格の存在。
ボコブリン達に隊列を組ませ、その戦闘に先頭に立ってフィールド上を闊歩している。
また、一部の魔物の砦や集落、海賊船にも生息しており、こちらは横になって寝そべっている。
戦闘態勢に入ると専用のBGMが流れ出し、”ボス”ボコブリンという名前に恥じず、子分のボコブリン達を角笛を用いて牽引・指揮し襲いかかってくる。
ビルド素材にもなる角には飾り紐を、首にはドクロで出来た首飾りをしている。
彼らなりにおしゃれに気を使うあたり、やはりボコブリン族だけあって知能は高いのだろう。
ボスボコブリンの体力
その巨体の見た目通り、体力はボコブリンを凌駕する。
例を挙げるとボコブリンの体力は25だが、ボスボコブリンの体力はなんと200。これはボコブリンの2段階上位種の黒ボコブリン並の体力であり、序盤からすぐに戦える敵にしてはとんでもないぐらいタフ。始まりの空島から降りてきた直後ぐらいに戦うと、武器が足りずジリ貧を強いられる可能性があるので注意。
最上位種の白銀ボスボコブリンに至っては1200と、黒ヒノックス(1000)や希少イワロック(1080)、上等ブロックゴーレム(1080)などの中ボスを超える体力を誇る。
ただし所詮は雑魚敵、炎・氷・雷といった属性攻撃は普通に通用することを覚えておこう。ただし突風での吹き飛ばしは重量級のためほとんど効かない。
なおボコブリンやモリブリンと同様、泳ぎにはからっきしのため、深い水に落ちると白銀であろうが一瞬で溺れ死ぬ。ただし背が高めのため、ボコブリンが沈む程度の深さでも沈みきらないことがあるので注意。
ボスボコブリンの攻撃
攻撃力は同色の雑魚敵の中では高めの部類で、主に両手武器を使用して豪快に戦ってくる。
両手剣を振りかぶる攻撃と、ジャンプして両手武器を地面に叩きつける攻撃は、下手に当たると武器も相まって大きなダメージを負ってしまう。隙が大きく避けやすいので引き際はしっかり見極めよう。ラッシュやジャストガードも決めやすい。
近い距離の場合は片手でこちらに殴りかかってくる。武器は使わないため、両手武器攻撃に比べるとダメージは低め。
また、ときおり自慢の角で突進攻撃を仕掛けてくる。こちらは武器を使わないものの攻撃力が非常に高く、白銀の場合、装備を強化していないと一撃でハートを平気で10個以上削ってくる。こちらも分かりやすい隙があるため、下手に当たらないように注意すべし。
これらの攻撃が届かない場合は、大岩を掘り出してこちらに投げつけてくる。ボコブリンやモリブリンの小石を投げてくる攻撃に比べるとダメージがかなり大きく、当たると大きくふっとばされる。ふっとばされた先で子分たちの集中砲火を喰らう危険性があるので注意。
この岩はモドレコで逆再生することができ、逆にボスボコブリンにダメージを与えることができる。この流れを繰り返せば時間はかかるものの武器の消費無しで倒すことができる。
また、両手武器以外にも片手武器や槍、弓も普通に使える。盾のみ使えない。
片手武器は両手武器とほぼ同じ攻撃となっており、槍は突き攻撃の他、両手武器のような振り払い攻撃を行う。
ただし、登場する個体は全て両手武器を持っているため、ほぼ見ることがないと言っていい。
ボスボコブリンの対策
特に有効的な戦い方として、バクダン花・ケムリダケ・コンラン花が挙げられる。
バクダン花は、周りを取り巻く部下たちもひとまとめに高いダメージを与えることができる。
ケムリダケは、通常攻撃の8倍のダメージを誇るふいうちを簡単に出すことができる。さらに、ふいうちのダメージが2倍となる残心の小刀（+ビルド素材）があれば膨大なHPもがっつり削りにいける。
裏技に近くなるが、電気属性の攻撃を当てると武器を落とすのを利用する方法もある。
電気の実や黄チュチュゼリーを子分ともども固まっているところに投げつけて武器などを落とさせ、その直後にセーブ＆ロードをすることで、相手が武器を持っていない状態にでき、通常よりも楽に戦うことができる。
ボスボコブリンの種類
他の雑魚敵同様、通常(赤)・青・黒・白銀の個体が存在する。
上位個体になると体力や攻撃力が増加し、持っている武器が強いものになる。
強い魔物やボスを討伐していくことで、徐々に下位の個体が上位の個体に置き換わるようになる。
ボスボコブリン
序盤で登場する個体。体力は200。
主にハイラル平原周辺に生息している。
始まりの空島からハイラルの大地へ降り立ち、監視砦へ一直線に向かうと遭遇することとなる。
慣れていないプレイヤーはある程度ハート・武器が揃ってから戦うことをおすすめする。
角の形状は両刃の剣型で、飾り布は黄色。この個体の角のみ、ビルドしても斧にはならない。
青ボスボコブリン
序盤〜中盤で登場する個体。体力は400。
序盤に魔物の砦に行くと、こいつを含めたボコブリンたちが威勢よく襲いかかってくるため、印象に残ったプレイヤーも多いであろう。
序盤ではよく魔物の砦で見かけるが、終盤になるとほとんどの個体が上位種に置き換わる。角を集める時は注意しておきたいところ。
角は片刃の斧のような形で、飾り布は赤色。
黒ボスボコブリン
中盤で登場する個体。体力は750。
序盤の時点でも各地にいるため、不用意に遭遇しないよう気をつけたい。
主な生息地は始まりの大地及びその周辺。
始まりの大地は序盤でも行きやすいが、最初期の時点でも出現する魔物が軒並み黒い個体が多く、特に時の神殿跡の周辺にいる黒ボスボコブリンは特に危険。
青の個体もそうだが、終盤になると出現数がグッと減ってしまうため、角を集める時は注意しておきたいところ。
角は両刃の斧のような形で、飾り布は紫色。
白銀ボスボコブリン
終盤にて登場する最上位の個体。体力は1200。
最終盤ではほとんどのボスボコブリンがこの個体となっている。
この頃になるとプレイヤー側もそれなりに戦い方に手慣れてくる頃合いだが、最上位だけあって攻撃力も強烈なため、油断は禁物。
角は中空の円盤状という独特なもので、ドリームキャッチャーのように結ばれた飾り布は紫色。スクラビルド時は斧扱いになり、布には魔力が込められているらしく高い攻撃力を発揮する。
ボスボコブリンの落とすアイテム
倒すと角、牙、肝を入手することができる。
- 角は、必ず1個のみ落とし、個体に応じて落とす角の種類が変わり、上位個体の角になるにつれてスクラビルドしたときの攻撃力が上がる。また、通常(赤)以外の角はスクラビルドすると、珍しい斧系の武器となり、木をすぐに切れるほか、デグボグを一瞬で倒すことができる。
- 牙は、矢にスクラビルドすることによって弓矢の攻撃力を増やすことができる他、薬の材料に使用することができる。また、上位個体になるほど落とす数が増えるようになる。
- 肝は、薬の材料にすることができ、比較的高い値段で売れる薬を作ることができる。また、肝は通常(赤)の個体からはドロップせず、青より上の個体からランダムでドロップするようになる。上の個体になるにつれてドロップする確率が上がり、白銀個体は必ず落とす。
- その他にも、角と肝は近衛兵の装備の強化にも一定数必要になる。
余談
厄災による被害
- 体力が適度に高い
- 専用BGMを持ち戦いが盛り上がりやすい
- 多くのボコブリンを引き連れており見栄えがいい
- ライネルなどと違い咆哮によってゾナウギアを分解される心配がない
…などの理由で、よく厄災たちによってちょうどいい実験台として扱われている
今作で登場したゾナウギアを用いた兵器の実験目的を中心としてよく子分たちも一緒に蹂躙されている。
