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マリオ&ルイージRPG

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まりおあんどるいーじあーるぴーじー

2003年に任天堂がゲームボーイアドバンス用に発売したアクションRPG。リメイクに当たる『マリオ&ルイージRPG1 DX』についてもここで解説する。

概要

スーパーマリオRPG』から分化したマリオ&ルイージRPGシリーズの記念すべき第一作目。

シリーズ一作目ではあるが、ボタン配置がマリオはAでルイージはB、フィールド及びバトルでのブラザーアクション、装備がウェアやバッジであるなど、シリーズの基盤となるシステムの大半がほぼ出揃っているのも特徴。

本作独自のアクションとしては前後のキャラクターの入れ替えがある。

一作目であるためかストーリーやキャラクターも(そもそも舞台がキノコ王国ではないため)既存のキャラクターはあまりおらずオリジナリティが強いものとなっている。またブーメランブロスカロンなど名前こそ本編にも登場するキャラクターだがデザインが大幅に異なっているものもいる。

ストーリー

ある日、ピーチ姫の元にキノコ王国の隣の国である『マメーリア王国』の親善大使がやって来る。ところがそれは、魔女ゲラゲモーナとその手下ゲラコビッツが化けた姿であった。ゲラゲモーナによって声を奪われたピーチ姫は喋る言葉全てが爆発する『バクダン声』になってしまった。

それを知ったマリオとなりゆきで付いて行くはめになったルイージはゲラゲモーナ達を追うべくマメーリア王国へ向かうことに。そしてバクダン声のピーチ姫では城が壊れかねない為にさらうことも出来ないとひょんな事からクッパも協力してマメーリア王国に向けて出発する。

一体ゲラゲモーナは何のためにピーチ姫の声を盗んだのか?それにはマメーリア王国に眠る秘宝が関わっていた……。

登場キャラクター

主要キャラクター

ご存知ミスター・ニンテンドーで、本作における主役の一人。

ピーチ姫の声を奪ったゲラゲモーナを追うべく、クッパと共同戦線を張る事になる。

マリオブラザーズの弟で、本作における主役の一人。

家で留守番しているつもりだったが、クッパに無理矢理同行させられる。

名前を覚えられていなかったり装備アイテムをもらえなかったりサーフボードにされたりとひどい扱いを受けている。

キノコ王国の姫君。

ストーリー冒頭でゲラゲモーナに声を奪われてしまうが……?

マリオの宿敵。いつものようにピーチ姫を攫おうとやって来たが、既にゲラゲモーナの手によりピーチ姫の声がバクダン声にされていたため断念。このまま攫うと自分の城がメチャクチャになってしまう為、マリオ達と共同戦線を張りゲラゲモーナを倒そうとしていたが……

マメーリア王国の女王。

ゲラゲモーナの魔法でモンスターにされていたが、マリオ達の活躍で元に戻って以降は協力者の一人となる。

マメーリア王国の王子。現れる時は無駄に輝いている。キザな性格だが王子としてのカリスマ性も持ち合わせており、ゲラゲモーナを打ち倒そうと単身で行動している苦労人。

ゲラゲモーナの魔法でモンスターにされていたが、マリオ達の活躍で元に戻る。

本作の黒幕。マメーリア王国からやって来た魔女で、ピーチ姫の声を使いスタービーンズを目覚めさせて世界を乗っ取ろうと企んでいる。

ゲラゲモーナの手下の科学者。

本作でマリオブラザーズと戦って以降、『マリオ&ルイージRPG3!!!』まで彼との因縁が続く事になる(但し『マリオ&ルイージRPG2』では直接マリオブラザーズに会うことはない)。

マメーリア王国を股にかける泥棒。どこかで見たことのあるデカイやつを子分に従えているが…?

サブキャラクター

スタビカフェのオーナーにしてオバケ研究の第一人者である博士。新しいコーヒーを作るたび現れ発明品を1つ置いていく。

ウフマウンテンに住むプテラノドン。

  • カナンとヅッチ

ハンマー型の二人組。オホホ岩を持っていくとハンマーを作ってくれるほか、ストーリーが進むとハンマーを強化してくれる。

  • コルック&ラベール

シャトーゲラゴーニュにいる二人組の老紳士。マリオ達にハンマーのブラザーアクションを教えてくれる。

  • ファイアマスター&サンダーマスター

クスアイランドにいるハンドパワーマスター。マリオにはファイアハンドを、ルイージにはサンダーハンドを授ける。

クスアイランドにいる赤い個体と青い個体がいる謎の生物。言語も脈絡のない文が多い。どこかの研究隊がやってきていたようで島に残された怪しげな研究記録があるが……?

『マリオ&ルイージRPG3 DX』の「クッパJr.RPG」ではゲプー岬に住み着いた個体が登場している。

ちなみにクスアイランドのファイアパレス付近にいるクス・ジーの個体はお○○い村の村長に立候補する者もいたようだ。ド直球な下ネタであるがリメイク版では「マシュマロ村」に変更された。

リトルキノコにて催眠術を研究している温厚なカメック。ルイージに『自分がマリオである』と思わせる催眠をかけ自信を取り戻させる。その後はルイージが催眠にあっさりかかった姿を見て、鏡を使って自分に暗示をかけようとしている。

リメイク版ではキャラ自体がDr.コキノに置き換えられている。

双子の姉妹。両方青い体をしている。

ボスキャラクター

星くずヶ原の自称大魔王。金にがめつい上約束を破るなど典型的なガキ大将タイプのキャラクター。

ウフマウンテン中腹にいるボス。ビームなどの攻撃をしてくる。

ウフマウンテンの頂上でプスラノドンが温めていたタマゴから登場したモンスター。正体はなんと……。

ゲラゴーニュの森にいたイモムシ。全身を黄色にしないと本体にダメージを与えられない。

ゲラゴーニュの森で熟成されていたゲラゲラソーダがモンスター化したもの。オヤジギャグを聞くと回復する。

マメーリア空港に突如現れたタマゴから産まれたパックンフラワー。普通のパックンフラワーを生み出して攻撃する。

オシャレ好きなヤドカリのおじいさん。ツリーの上に輝くスタービーンズのかけらをめぐりマリオ達と戦うことになる。飾りがなくなると落ち込んでふさぎ込んでしまうが、近くにいるスターヴンというヒトデを会わせると復活する。

食べたものを小さくしてしまうパックンフラワー。マメック王子を飲み込んで小さくしてしまった。

ジョークエンドの奥にいた精霊とその友達。ジョジョラとの会話次第でゲラーネの色と名前が変わるが特に性能の違いはない。

お馴染みクッパの手下。『マリオ&ルイージRPG』では初めてクッパ城に乗り込んだ時にゲラクッパに呼び出されて登場する演出があったが、『マリオ&ルイージRPG1 DX』では「クッパ軍団RPG」のストーリー展開上登場演出がカットされた。

イギーモートンレミールドウィッグロイウェンディラリーの順に戦うことになる。

マリオ&ルイージRPG1 DX

2017年6月14日のE3にてリメイク版が発表された。初代だけタイトルに数字がなかったため、これにて全作品数字が付けられた。『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』と同様の3Dチックなドットグラフィックに一新され、さらにバトルのジャンプ攻撃が二回になったり、通常攻撃やブラザーアタックにOK〜Excellentの評価が付くなど後発の作品の要素を含んでいる。さらに「クッパ軍団RPG」などの新要素も追加している。発売は10月5日。

クッパ軍団RPG

クッパ軍団が行方不明のクッパを探す冒険に出る物語。クッパが記憶喪失になった経歴やマメック王子がマメパックンに食われた理由、オヤ・マー博士がスタービーンズカフェの経営の経緯やタイムマシンの製作をしていることなどが分かる。

リメイク版からの変更点

  • 一部登場人物と敵キャラのデザインや台詞、色の変更及び差し替え(例:リトルキノコにいるサイコカメック→Dr.コキノに変更、ハンマーブロスのデザイン変更など)。
  • MIX』同様敵にもレベルが表示される。
  • 一部のブラザーアタックの入力コマンドの増加、タイミング、攻撃パターンが変更となり、ブラザーアタックが失敗するまで攻撃し続けることが不可能に。
  • バトルのアクションコマンドが『マリオ&ルイージRPG3!!!』以降のスタイルに。
  • ハンマーの先制攻撃で敵がめまわし状態にはならなくなった(代わりに時々敵にSPEEDダウンの効果を与える)。
  • ハンドでも先制攻撃が可能に。
  • アドバンスコマンド→DXアタックに変更。

余談

「火の玉ゲームコミックシリーズ」から4コマギャグバトルの単行本が発刊されており、またこの作品がマリオシリーズの4コマギャグバトル及びアンソロジーコミックとしては最後の作品となった。

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関連タグ

マリオ&ルイージRPGシリーズ ペーパーマリオシリーズ

マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー…マメ族やウフ族、パーニョなど本作由来のキャラが多数登場する。

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