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概要

型式番号AF-01またはBd-AF-01

模型企画『MSV』に登場。


宇宙世紀0050年代、宇宙空間への軍拡に伴う空軍体系の変化に伴い、地球連邦軍が「コア・ファイター構想」の一環として開発・量産した、大気圏内用の対地攻撃機。開発はバドライト社が担当した。

コア・ファイター構想の産物としては初期の機体で、いわゆる「コア・ファイター・バリエーション」に含まれることはあるものの、同構想の後期になって登場したコア・ファイターおよびコア・ブロック・システムとの技術的な関連性は薄い。


全長・翼幅をともに15m以下に抑えつつ、戦車や地上の固定目標への攻撃に主眼を置いた「タンクバスター」として設計されており、低空・低速での飛行性能や火器搭載量に優れる。技術的な面では、20世紀後半に運用された同種の攻撃機から大きな変化はなく、そのため開発や生産もスムーズに進んでいる。

ただし、主兵装の75mm対戦車砲を搭載した上で機体のコンパクト化と運動性の確保を両立すべく、胴体の左側のみにエンジンポッドを備え、胴体とエンジンポッドを繋ぐ中間翼の下面に75mm砲を装備するという、左右非対称な特異な形状を採用している。なお、エンジンポッドの他に胴体にもジェットエンジンを内蔵した双発機となっている。


75mm砲を納めたキャノンポッドにはジンバルとジャイロを用いた安定装置が内蔵されており、フライトコントローラーおよび機首のセンサードームと連動することで高い命中精度を発揮する。また、60度近い俯角を取って射撃することも可能。

その他の武装として機首に2門の機関砲を備える他、胴体下部などにビーツG-8ロケット弾を最大8発、B-108爆弾を最大12発搭載することが可能。


A型やB型といったサブタイプが存在するが、詳細な差異は不明。また、サブタイプとして区分されてはいないが、75mm砲を廃して機関砲の弾庫を増設したガンシップタイプも存在した。


一年戦争においては初期から実戦に参加しており、地球各地でジオン公国軍の地球侵攻作戦に対する防衛戦に投入されたが、ジオン軍の主力兵器であるモビルスーツ(MS)の機動性や装甲に対応できず、第一線からは徐々に姿を消していった。そのため、戦争末期には連絡機として用いられた機体もあった。

一方、本来の任務である対戦車戦においては、「75mm砲による直接攻撃という戦法がミノフスキー粒子撒布下での戦闘とマッチしており、少なくない戦果を挙げた」とも、「マゼラ・アタックの装甲に対しては武装の威力が不足しており、活躍は出来なかった」とも言われる。

一年戦争後の運用状況は不明。


余談

『MSV』で描かれた設定画は機体を左前方から描いたもののみで、機体右側の形状は不明だった。機体が左右非対称である旨はこのデザインを元にムック『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』で設定されたもので、後発作品にも取り入れられている。

一方で、胴体の両側にエンジンポッドを備える3発機として描いた作品も存在している。


近藤和久による漫画作品にもたびたび登場しているが、デザインがA-10に近い形状にアレンジされていることが多い。


関連タグ

MSV 大河原邦男

トリアーエズ セイバーフィッシュ TINコッド フライダーツ フラットマウス


A-10 Su-25 - マングースのルーツとなった「20世紀後半の対地攻撃機」の実例。

Bv141 - 実在する左右非対称の軍用機の例。『PROJECT Ζ』でも言及されている。

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