曖昧さ回避
"Miss America"は下記に挙げる固有名詞に限らず、アメリカ合衆国を若い女性の姿で擬人化したキャラクターなどに付けられることが多い。
Miss America(DCコミック)
本名:ジョーン・デール・トレヴァー(Joan Dale Trevor)。
高速飛行と物質変換の能力を持つ。
1941年にQuality Comicsから刊行された『Military Comics #1』でデビュー。
1957年、同社の廃業に際してキャラクター等に関する権利はDCコミック社に売却され、並行世界【Earth-2】の所属に。ヒーローたちはチーム「フリーダム・ファイターズ(Freedom Fighters)」を結成していることになった。
また、後にジョーンはJSAにも参加している。
Miss America(MARVEL)
初代
1943年の『Marvel Mystery Comics #49』でデビュー。
'70年代まで活躍した、ひとことで言えば女性版キャプテン・アメリカ。
本名:マデリーン・ジョイス(Madeline Joyce)。
おじが投資していた電気事業の事故により、怪力と高速飛行、X線透視能力が開花。
第二次大戦に超人部隊「リバティー・レギオン(Liberty Legion)」の一員として従軍し、終戦後は同僚だったロバート・フランク / ウィザー(Robert Frank / Whizzer)と結婚。
2人の間には子も産まれたが、1人目はミュータントとして生を受け、延命のために手放さざるを得ず。1974年の『Giant-Size Avengers #1』にて、アベンジャーズを脅かす制御不能の危険な超人ヌクロ(Nuklo)として登場した。
2人目は死産で、直後にマデリーン自身も死亡。助産師のボヴァ(Bova)が埋葬したが、その場所はハイ・エボリューショナリーが拠点としていたワンダゴア山であったりする。
前述した『バトルフィーバーJ』のキャラクターは彼女が基になっているが、共通点は名前とコスチュームの胸部にある意匠"stars and stripes"だけであり、外見はどちらかと言えばキャロル・ダンバース / 初代Ms.マーベルの方が近い。
二代目
本名:アメリカ・チャベス。
初代との直接の関係はなく、また現代の風潮に合わせて「ミズ・アメリカ(Ms. America)」と呼ばれており、詳細はそちらを参照。
愛国ヒロイン
上記のジョーンとマデリーンはいずれも星条旗の意匠を取り込んだコスチュームを着用しているが、このデザインパターンはアメコミを中心に複数の分野で広く使用されている。
ヒロイン枠ではMiss VictoryあらためMs Victory、Yankee Girl、スターガール、アメリカンドリーム、Patriotika、KamenAmericaなどがいる。