概要
和名 | ミドリグンバイウンカ |
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学名 | Kallitaxila sinica |
分類 | 半翅目 頚吻亜目 ハゴロモ型下目 ビワハゴロモ上科 グンバイウンカ科 Tropiduchinae亜科 Tambiniini族 Kallitaxila属 |
体長 | 6~7mm |
分布域 | 日本(本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島)、台湾、朝鮮半島南部、済州島、中国南部、 |
ミドリグンバイウンカ(緑軍配浮塵子)は、グンバイウンカ科に属すウンカの一種。
日本本土に分布するKallitaxila属は本種のみである。
和名の「グンバイ」は、姿形が相撲で使われる軍配に似ていることから。
様々な植物の汁を吸うことで葉や茎に傷や変色を引き起こすことから、農業害虫とされる。
形態
成虫の体は扁平し、体色は黄緑色で、頭胸部には三本の水色縦筋が走り、翅は透明で、蛍光緑の翅脈が走る。
幼虫は尾端から8本の白い糸状のロウ物質が放射状に伸びる。
生態
林縁から市街地まで幅広く見られ、成虫は7~10月に出現する。
鮮やかな緑色をしているが、平べったい上に緑色の葉の上にいることが多いので気づかれにくい。
広葉樹や草本の汁を好み、驚くと素早く跳ねて逃げる。
灯火にも飛来する。
カマバチやハゴロモヤドリガ、タカラダニなどに寄生されることがある。
近縁種
顔が長い。
水色の縦筋がない。
平べったくない。