概要
CV:金元寿子
アニメ版「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」第2話、「七つの星と永遠の檻(はこ)」に登場した魔術師。
天体学科アニムスフィア家に連なる魔術師一族、ファーゴ家の一人娘。
エルメロイ教室出身でⅡ世の元教え子。現在は天体科に所属。
自宅兼工房である館でバラバラ死体となっていた父・アーネスト・ファーゴの謎と犯人の解明を、アニムスフィア本家を通じてロード・エルメロイⅡ世に依頼する。
Fate/strangefakeでは他のエルメロイ教室の面々と共に偽りの聖杯戦争に参加する。
容姿
ブロンドの長髪に青い瞳、ブルーのジャケットと白いワンピースを着た美人(とはいえど、これと言って優れている訳ではない平凡な顔立ちのため “美女” という程ではない)。
心穏やかだが、どこか陰りを秘めた表情を浮かべている。
人間関係
かつての恩師。エルメロイ教室での授業と彼の教えは、彼女の価値観に大きな影響を与える。
実父。魔術師一族ならばよくある事だが、逆らうことは許されない絶対的な存在。
従兄弟。素行不良で父親共々彼の言動に頭を痛めている。
アーネストの共同研究者を兼ねた友人の降霊術師。「フェルナンドおじ様」と呼ぶ程顔なじみ。
クレア
ファーゴ家に仕えるメイド。使用人と主として表上は冷たくあしらっていたが……
アニムスフィア本家からの仲介人としてⅡ世に依頼を頼んだ人物。古い友人でもある。
エルメロイ教室での後輩。彼が教室に入学した年にメアリは卒業した。
彼とは仲が良く可愛がっているらしい。ちなみに彼女の性的趣向も把握されている。
余談
演じた金元女史はFateシリーズでは『FGO』のエレナ・ブラヴァツキー及びアーチャー・インフェルノ以来の出演となる。
関連タグ
これより先、アニメ本編のネタバレにつき注意!!
真相
父・アーネストの変死の実態は、自らの死体を宇宙を模した館の中に地動説を持って (本来アニムスフィアは天動説をセオリーとした魔術を用いる) 照応する七大惑星になぞらえた身体の各部位をばら撒き、疑似的な『永遠の命(不老不死)』を持って自分で「根源」に至ろうと目論んでいた。
しかし、成功そのものはおろか発動さえ危うい儀式が到底上手くいくはずもなく、アーネストは理性を無くした屍体(リビングデッド)に成り果てる。それでもなお「根源」への渇欲と妄念からスペアたるメアリの命を喰らおうとするも、グレイとアッドにより強制消滅する。
その後Ⅱ世の指摘でメアリが「父親の儀式が失敗する事をあえて黙っていた事」が発覚する。
『根源』に至るための魔術や技能を子に相伝するのではなく、自分自身が叶えるため『永遠』を求めるアーネストの思想によって儀式に組み込まれ(証拠にメアリの右手の甲には土星の印が刻まれている)牢獄に閉じ込められ続ける事に嫌気が差し、そこにロード・エルメロイⅡ世の授業で感銘を受けたことで永遠など無いことを証明したかった。というのが動機だった。
また、その過程でクレアが過度な虐待を受けていたことも分かっており、もしかしたら自分の大切な人が傷つかないようにしたかったのかもしれない。