概要
デストロン所属の合体戦士。
アニメ番組等で登場したキャラクターではなく、玩具『ユナイトウォリアーズ』シリーズの「UW-EX ウーマンデストロン合体女兵士 メガトロニア」として初登場。タカラトミーモール限定での販売だった。
サイバトロンどころかデストロンにも反逆しており、全ての男性を屈服させて女性が支配する世界を築こうとしている。
数ある合体戦士・兵士の中でも戦闘力はダントツトップと言っていいほど高く、合体前の個々の状態ですら単独で合体戦士に優勢または勝利している。合体したメガトロニアに至っては、あのユニクロンですら一蹴するという頭抜けた強さを誇る(小型の化身ではないユニクロンを単身で圧倒したのは、TF多しといえどメガトロニアくらいである)。
メンバー
以下の五人によって構成される。「ウーマンデストロン合体女兵士」の名の通り全員が女性。
手・脚を担当する四人は一応ポジションが決まってはいるがスクランブル合体機構により自由に入れ替え可能。
- 破壊女帝 メガエンプレス
メガトロンの予備パーツから製造されたトランスフォーマーで「破壊大帝の妻」「デストロンの女帝」を自称する。
トランスフォーマーを魅了し従わせるというシークレットパワーを持つがそれ無しでも高いカリスマ性を見せる。また戦闘力もメガトロンに匹敵、あるいは凌駕するほど高く、融合レールカノンの一撃で合体戦士をバラバラにして勝利した。
上述の通りメガトロンすら脅かすようになり(作中では過去に彼を拉致監禁したことを匂わせる場面もある)、危険視したレーザーウェーブによって封印されていた。
ビークルモードは破壊消防車。合体時は頭部・胴体・太腿を担当。
長年ずっと謎のままだった歴代シリーズの中で初代アニメ版のデストロン達だけ何故か異常なまでに女性型トランスフォーマーを敵視し、レーザーウェーブがウーマンサイバトロン達を絶滅寸前まで追い込もうとするような事態になったのか、その原因となった存在である。
- 守護兵 ルナクローバー
メガエンプレス直属の4(フォー)ガードの一人。ムーンハートの双子の妹。
子供っぽく身勝手な性格。スタースクリームのファン…というか、行き過ぎてヤンデレストーカーと化している。
ビークルモードはアタックヘリコプター。合体時は右腕を担当。
メガエンプレスとは別の意味ででウーマンサイバトロンが追い込まれる原因を作った存在…かもしれない。
- 守護兵 ムーンハート
4ガードの一人。ルナクローバーの双子の姉。
妹とは正反対の、常に冷静沈着な性格。かつてはサウンドウェーブの助手を務めていた。その経歴が故か、サウンドウェーブに恋い焦がれている。
ビークルモードはアタックヘリコプター。合体時は左腕を担当。
- 忍者兵 フロウスペード
4ガードの一人。
忍者だが正々堂々とした武士道精神の持ち主。そのカリスマ性に打たれメガエンプレスに忠誠を誓ったが、元はレーザーウェーブが送り込んだスパイだった。
ビークルモードはステルスカー。合体時は右脚を担当。
- 参謀 トリックダイヤ
4ガードの一人。
メガエンプレスへの忠誠心は薄く、自身の安全と利益の為にのみ行動する。
ビークルモードはパワーカー。合体時は左脚を担当。
『トランスフォーマー レジェンズ』の「オクトーン」に封入されているコミックではオクトーンとタイガトロン(レジェンズ世界の住人)のもうけ話に首を突っ込んだ結果、ブラジリアン水着を着せられビデオ出演させられるという災難にあっていた。
備考
- 玩具は先に海外で販売された『コンバイナーウォーズ』シリーズの「トーチベアラーズ ヴィクトリオン」(Torchbearers Victorion)のカラーリングを変更しメンバーを一人削減したもの。
- また、そのヴィクトリオンも完全新規のアイテムではなく既存の玩具の仕様を変更したもので、遡るとメガエンプレスはホットスポット、ルナクローバー&ムーンハートはアルファブラボー、フロウスペードはデッドエンド、トリックダイヤはブレークダウンがそれぞれ原型となっている。
- 4ガードの四人の名前にはクローバー(クラブ)、ハート、スペード、ダイヤとスートが入っている。
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