概要
アロウズがハレヴィ家や王家からの援助金を基に作った巨大衛星レーザー砲。低軌道オービタルリング上に建設されている。
宇宙太陽光発電システムより供給される莫大なエネルギーによって強力な巨大レーザーを発射、大都市を消し飛ばす事が出来る恐るべき大量殺戮兵器であり、地上攻撃用の下部砲塔とは別に上部にも砲塔を備えており、宇宙へ向けての発射も可能である。堅牢な装甲と多数の護衛部隊に守られ、さらに破壊が許されないオービタルリング上に存在していることもあり、これを通常の手段で攻略することはきわめて難しい。
ちなみにこのレーザー砲はかつてリボンズ・アルマークがアレハンドロ・コーナーを唆して開発していたものらしい。
中東諸国解体や統合と言う支配政策を推し進める地球連邦にとって統一に邪魔な中東国家を潰す為に使われ、まず連邦に反発するスイール王国を手始めに殲滅、次にはリチエラ王国の軍事基地を周囲に形成されていた100万人規模の難民キャンプごと消し飛ばした。
攻略に来たカタロンの艦隊を上部砲塔で壊滅させる。続いて現れたソレスタルビーイングのプトレマイオス2にレーザーを放つが、トランザムによる急加速によって回避される。その後、接近を許したことでレーザー砲撃が不可能となり、セラヴィーガンダムとプトレマイオス2による集中攻撃で外部装甲を破られ、弱点である電磁場光共振部をケルディムガンダムの精密射撃によって撃ち抜かれ破壊される。
だがこの時破壊されたのは1号機で他にも2号機が存在した。
この2号機はパング・ハーキュリー達クーデター派による軌道エレベーター占拠事件で明らかになり、クーデター派を連邦の本質を知った人質共々消す為に発射が決定、それを阻止しようとダブルオーライザーがライザーソードで破壊を試みるが、機能を停止する直前に発射されたレーザーが軌道エレベーターに着弾、最大最悪の大惨事ブレイク・ピラー事件を引き起こした。
その4か月後にトレミー隊の再攻撃で破壊された。