概要
イナズマイレブンオリオンの刻印にて豪炎寺が習得した必殺シュート技。豪炎寺の単独シュート技では珍しく炎要素が無く、本人曰く「俺のサッカーにおける回答」。両足が利き足である者が可能と言われる。
ボールにオーラを溜めて両足で下から落とし、瞬時に左右の回転を加える蹴りでボールをいくつもの風圧の層で包み、毎回違う方向にバウンドさせる。ボールを中心に土の欠片が竜のような形を作る。
世界サッカーに対抗できる強力なシュート技である故に、その必殺技をみたクラリオは日本のレベルが迫り来ることに危機感を覚え、母国に帰るのを早めている。
しかし一回戦のレッドバイソン戦でオリオンの使徒が仕掛けた罠で豪炎寺が足を負傷してしまい以後発動することができなくなってしまった。世界と戦うにはラストリゾートが必要と考えた豪炎寺は明日人、灰崎、野坂の3人技として伝授させようとする。しかし難易度が高く、無敵のジャイアント戦でも完成するに至らなかった。
後から加入した小僧丸もこの技をヒントにしたオマージュ技「オーバーサイクロン」をパーフェクトスパーク戦で披露し、本当のラストリゾートを完成させようと1人で奮闘している。
ガーディアンズオブクイーン戦前に一星は「3人のラストリゾートには何かが足りない」と感じている。
そして試合後半で小僧丸は完全コピーしたラストリゾートを完成させるが・・・。
ちなみに豪炎寺と小僧丸は2回目と3回目は左足で蹴るのに対し、灰崎と明日人は右足とモーションが異なる。実はこの利き足の違いが技の完成を大きく左右させることとなる。
シャドウ・オブ・オリオン戦前半では久々に豪炎寺が発動してみせたが、相手キャプテンのユリカがゴール周辺に気流を発生させたことで、ボールが上昇し止められてしまった。
派生技
ラストリゾートD(ドラゴン)
イタリアのキャプテンペトロニオが使用した技。徹底的に分析されており、此方は単独技で繰り出された。但し、形状としては黒竜のオーラを発しバウンドせずにオーラが残る差異がある。
小僧丸のラストリゾートをこの技でカウンターシュートにして蹴り返した。
ラストリゾートΣ
先述のラストリゾートDを蹴り返すために明日人、灰崎、野坂に一星を加えた4人で発動した技。2回目の灰崎が右利きで左回転を掛けていた為にパワー不足と命中精度が偏っていた事が原因で本来の技が何度もゴールから外れるか、途中で失速するかのどちらかになり不発に終わっていた。こちらは2回目を一星、3回目に明日人(右足)と灰崎(左足)がツインシュートを決める。4体の竜(赤、黄、緑、青)のオーラがバウンドしながらゴールへ突っ込み、近くにいる相手選手をも吹っ飛ばす程の最凶の威力を誇る。
最終話のシャドウ・オブ・オリオン戦後半でも発動したが、ユリカとDF3人による強風ブロックで止められてしまった。
余談
一星が灰崎が右足で左回転を掛けていた為パワー不足だと指摘したことでラストリゾートΣが発動したのだが、実際は今まで灰崎は右足で右回転を掛けていたのでこれは作画ミスか脚本の食い違いだと思われる。
2019年9月18日にコロコロコミック公式オンラインサイトの特別特集「イナイレ杯」で必殺技の絵コンテが公開され、この技には案5と複数案があったことが記されており、試行錯誤の末に決まったものだと示唆されている。
また絵コンテ内にはバウンドの際に地面がえぐられた跡が残るイメージが描かれていた。