「Daaaaaaaaaaaah!」
曖昧さ回避
- レイマンシリーズのキャラクター。
- Ra*bits:あんスタ関係はこちら。
- シャングリラ・フロンティアの地名の1つ。
キャラ概要
目が飛び出しており、二足歩行する独特なデフォルメがされたウサギ。あるCGだと目玉を引っ張られているシーンが描かれている。歯は上の両端に2本ある。
この手のたくさん同じ存在がいるマスコットキャラにしては珍しく、コスチューム以外での個体の違いはほぼない(例外的に一作目とマリオとのコラボ作品ではガタイが良くなった個体がそれぞれいる)。その代わりコスチュームやボディペイントについては種類がきわめて豊富。アサシンクリードのアサシン装束まである。
逆にスプリンターセルなどのユービーアイソフト作品で置物として出ていたりする。
基本は碧眼だが興奮したりすると目が赤くなる。尤もラビッツランド以降の作品では赤くなる頻度は少なくなっているが。
服などの自分の体に着けたアイデンティティを大事にする傾向がある。具体的にはスッポンを面白がって体に引っ付けたのが気に入ってそのままにしてたり、興味本位で身に着けたパンツを気に入って身に着けたりする。この辺は個体差が少ない彼らなりのこだわりがあるのだろう。ちなみにスッポンは武器にしてたりする。
性格は基本的に破天荒でおバカ。
- あるラビッツたちの映画製作中に勝手に関係ないラビッツたちが乱入
- (ミニゲームでプレイヤーがミスった際)シェーバーを耳の中に突っ込んだり耳かきを歯ブラシにして余計汚くなる
- ゲップでパリ市街を震撼させる
- トラクターで暴走してマリ○カート
- 果ては月に行くために人間たちの世界のものを積み上げて塔を作ったりする
人間相手には時期によって扱いがまちまち。基本的にほかの存在を恐れないので人間たちにも前述のスッポンなどで襲い掛かったりする(特に初期は集団で積極的に襲い掛かってくるシーンがある)。一方、脅されると一旦落ち着く上に体格差にまけて蹴られたりするなど雑な扱いを受けることもまた多い。
言葉は最初のセリフのように「ダァァァァ!!!」と叫んだり「ブォッ?」などしか言わないが、歌やダンスはうまく歌詞もしっかり歌えている。日本版限定でPUFFYの曲をカバーしてたりする。
例外的に、(台詞によるシナリオ中心になるためか)マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトルでは日本語ボイスで明確に言葉を発するラビッツが多数登場する。
ラビッツがマスコットキャラになった経緯
本来彼ら(?)はアクションゲーム『レイマン』シリーズのナンバリング4作目(日本で発売されたのは1と2のみで、どちらもナンバリングはされていない)の恐ろしい敵役としてデザインされていた。
実際、初登場のティザーPVを見ると表情変化がほぼなく、まるでゾンビかエイリアンのような恐怖をあおる様子をしている。この頃は個体差が大きかったが、いずれも愛嬌は全く感じられない恐ろしさを感じる見た目である。
しかし、スタッフがプラットフォームにするWiiのリモコンを見て「このリモコンを最大限生かせるゲームを作りたい」ということになりアクションゲームからマリオパーティのようなパーティゲームとして再設計された。これに合わせてラビッツも操作キャラとして(主に行動面を)デザインしなおされ、見た目は人を選ぶがどこか愛嬌のあるおバカキャラとしてデビューすることとなった。
(海外のGBA版のみ初代レイマンの様な2Dアクションとなった)
初期の三作はレイマンシリーズの一環として彼の名前が冠せられていたが、日本ではレイマンシリーズそのものが2001年以降発売されていない不人気シリーズだったためタイトルを「Rayman raving rabbids」から「ラビッツ・パーティ」と変更。実質的に新作として発表し、よりラビッツの存在を強調している。
故郷フランスや欧州では爆発的な人気を誇り「ハッピーセット」のおもちゃにされるほどの人気を誇る。日本ではそれなりで、任天堂ハードではない一作を除き据え置きのシリーズ作品は概ねローカライズされているという地味に本家レイマンシリーズ以上の快挙を成し遂げた。(レイマンシリーズはマルチプラットフォームで発売されたRayman3が発売されていない)
レイマンシリーズの元を離れ、ラビッツたちが完全な主人公となった4作目「ラビッツ・ゴー・ホーム」からはさらに彼らの生態などが掘り下げられるようになり、より愛嬌のある仕草が多くなった。
しかしWiiU時代はハード自体の人気のなさもありあまり振るわず、ラビッツランド発売以降は沈黙が続いていた。
そしてSwitchソフトであのマリオとのコラボを果たした「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」が2018年に発売され話題となった。その後はCGアニメーションが輸入されたりと徐々に知名度を増やしつつある。
主な歴代作品
主なプラットフォームは基本的に日本に準拠。
- ラビッツ・パーティー
2006年発売の初出作品。ストーリーモードはレイマンの脱出劇となっており、どちらかというとラビッツはピポサルのような扱いである。
- ラビッツ・パーティー リターンズ
2007年発売。今度は世界中を巡る大騒ぎ。パーティゲームとしての性質が強調された。
ストーリー自体はレイマンは世界中で暴れるラビッツを止めるべく彼らに化けて挑むというものだが、ぶっちゃけ最初のムービー以外では忘れ去られている感じがしなくもない。
ぶっちゃけ「ラビッツと行く世界ハチャメチャ漫遊」という認識で問題ないレベル。
- ラビッツ・パーティーTVパーティー
2009年発売の三作目。さりげなくバランスWiiボードに対応している。
レイマンの家のテレビにラビッツが入り込み、四六時中番組を作って大騒ぎすることに。
レイマンが登場するのは本作が最後となり、2011年のレイマンオリジン発表まで彼は表舞台から姿を消すことになる。
- ラビッツ・ゴー・ホーム
2009年末発売。コメディアクションにジャンルが変わる。ラビッツの設定的にターニングポイントとなった作品。
ラビッツたちが月に行くために人間の世界で大暴れして材料を集めてくる。
- ラビッツ・パーティータイム・トラベル
2011年発売。再びパーティゲームに戻る。とうとう時間を超えるラビッツ。
ストーリーモードは最後まで通して見る価値あり。Wiiでの最終作。
後述のマリオとのコラボの際に出てきた洗濯機は本作がルーツ。
- ラビッツパーティーAlive&Kicking
Xbox360であったためか日本では発売されなかった。
ひょんなことから大量増殖したラビッツ達が人間社会を侵食、プレイヤーの家にも入り込むようになってしまった。
Kinectを使用している。
- ラビッツランド
2013年発売のWiiUのパーティゲーム。本作以降はゲームからいったん離れてアニメーションなどに注力することに。
2018年にNintendoSwitchで発売されたストラテジー。ついにマリオと共演を果たすが、日本の宣伝ではこれまでのシリーズのことは触れられなかった。ただし発端に「タイムトラベル」の洗濯機型タイムマシンが関わっている為プレイするとより入り込める。
ルイージやピーチ姫の仮装をしたラビッツたちがマリオの味方となり、マリオ世界にラビッツが侵略される元凶となった機械を持ち去ってしまったラビッツを追うというストーリー。
2022年にNintendoSwitchにて発売されたマリラビシリーズの続編。チコとラビッツが融合した謎の生き物「スパークス」と共に宇宙の危機を救うため、マリオ達が様々な惑星を巡る物語。
クッパとラビッツロゼッタ、オリジナルキャラクター「エッジ」が新たにプレイアブルとして参戦する。
更に、DLCではレイマンが登場予定。
関連イラスト
関連動画
アニメーション「ラビッツインベージョン」。後者はテレビ東京公式チャンネル。ゲーム版より声が低い。
公式で海外のいろいろなアニメーション会社とコラボしてつくった社会風刺アニメ。
別名・表記ゆれ
LapinCrétin :UBIの本拠地フランスでの呼び名。「馬鹿なウサギ」という意味。
RavingRabbids :英語圏での呼び名。「狂乱するウサギ」という意味。
関連タグ
ミニオン(怪盗グルー) :よく似ていると指摘される別会社のキャラ。生まれたのはこちらが先だったりする(2006年誕生でミニオンは2010年初出)。