概要
1981年8月13日生まれ、アメリカ合衆国・ネバダ州出身。フルネームは「Randall Jerome Messenger」(ランドール・ジェローム・メッセンジャー)。
ポジションは投手。1999年のMLBドラフトにて、(当時の)フロリダ・マーリンズへ入団。その後2005年に中継ぎ投手としてメジャーデビューを果たした。2007年シーズン途中にサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍、2008年にはシアトル・マリナーズへ移籍してプレーした。
2009年シーズン終了後、NPBの阪神タイガースへの入団が決まった。日本球界1年目となる2010年は、当初中継ぎ投手として登板していたが、不安定な投球が目立ったため2軍での調整期間を経て7月より先発投手への配置転換が行われた。2011年からは先発ローテーションの一角として定着し、2019年の現役引退までの10年間でNPB通算98勝を挙げた。
その他情報
- 身長198cmと大柄であるため、角度をつけたオーバースローの投球をする。平均球速は時速140km台後半で、奪三振率が高かった。NPB公式戦通算1475奪三振の記録は外国人投手の中では最多で、2014年に挙げたシーズン226奪三振も外国人投手最多。
- 2012年から2016年まで5年連続で3000球以上投げているが、その間怪我らしい怪我をせず防御率も2.50から3.20とローテの柱として機能するタフガイであった。
- 2018年シーズン中に国内FA権を取得。現役最終2019年シーズンは外国人選手枠から外れ日本人選手と同じ扱いに。
- 阪神入団後、ラーメンが好物になった。登板の前日にはゲン担ぎとして必ずラーメンを食べる。お気に入りはとんこつ味。本人曰く「もやしを入れるとスープ(だし)の味が変わってしまうので抜いている。チャーシューだけが入ったラーメンにこだわっている」。
- 投手と打者の違いはあるものの、引退後は阪神のレジェンドランディ・バースと共に阪神史上最高の助っ人としてWランディの名前が挙がる事が多い。
関連タグ
日本プロ野球でプレーした外国人選手一覧 引退したプロ野球選手一覧
ジェフ・ウィリアムス:メッセンジャーの前に54番を付けていた選手。2人して伝説的な活躍をしたため、現在の阪神54番は半永久欠番になっている。
ジーン・バッキー:阪神の外国人唯一の100勝投手で、メッセンジャーと並ぶ阪神最高の助っ人投手とされる。ちなみにメッセンジャーは彼を尊敬していた。