「どうもー料理のお兄さんリュウジでーす!!」
概要
日本の料理研究家、YouTuber。株式会社バズレシピ代表取締役社長。
2017年にTwitterの投稿で料理研究家としての活動を始める。
2018年からYouTubeやレシピ本を出版しており、じゃがりことさけるチーズに熱湯を注いで混ぜ合わせた『じゃがアリゴ』、やみつきになる味付けの『無限○○シリーズ』『悪魔の○○シリーズ』などの創作料理でたびたびバズっていた。
2020年にはライツ社刊行の『リュウジ式 悪魔のレシピ』が第7回料理レシピ本大賞 in Japanの大賞に輝いた。
YouTube登録者、Twitterフォロワー共に200万人越えの人気料理研究家である。
人物
彼が作る料理は基本的に「楽できるところは楽していい」というスタイルであり、電子レンジや旨味調味料なども使って「料理未経験者でも作れる」「料理が苦手な人でも作れる」ものが多く、非常に間口が広いものになっている。
(手間はかかるが美味い料理は『至高シリーズ』と銘打たれている)
Youtubeでの動画では、料理を作る前に何かしら理由をつけて飲酒しており、一日の撮影で動画を複数本撮ることから3回目、4回目あたりの撮影では呂律が回らないレベルで完全にべろべろになっていることも珍しくない。
そのためリスナーのコメントから肝臓を始めとした体調の心配をされることも多いが、週に二日の休肝日は作っている、とのこと。
他の料理系Youtuber・芸能人の動画も積極的にチェックしており、コラボも多い。
テレビにもNHK・民放問わず出演することはあるが、そちらではコンプラの関係上基本的にシラフ。
そのためTVとYoutube、どちらかのリュウジ氏しか知らない視聴者は、もう片方を見た時にギャップに驚くことも少なくない。
ついでに普段は割と少食で、酒抜き状態ではラーメン1杯を平らげるのも厳しいという。
経歴
千葉県出身。
中学生〜高校生の頃は引きこもり(のちに高校中退)だったが、自宅が火災に遭って自室が全焼したことをきっかけに、気晴らしにと友人から世界旅行に誘われて4ヶ月の世界一周を体験。
この当時から料理への関心が高く、現地の観光地よりその土地の料理やマーケットに足を運んで食文化への好奇心を高めていったという。
その後、漫画喫茶のバイトを経てホテルマンに就職。ここで社会人としての礼儀作法一式を叩き込まれると同時に、「どうすればよりホテルの料理を美味しく感じて貰えるか」と食への関心をさらに高めたとしている。
そこからしばらく職を転々とし、介護施設で働いていた時期に、作り置きしていた「無限キャベツ」をネット上に投稿したところ大反響を呼び、以降はどの投稿レシピも大きな話題となったことから、「いっそ料理研究家を名乗ってしまおう」と開き直ったことが料理研究家としての始まりだとしている。
一時は有名イタリア料理店で調理スタッフとして3ヶ月ほど在籍していたらしく、その関係もあってパスタ関係を得意とし、パスタを通常より少量の水分で煮詰めながら茹でる「リゾッタータ」という手法を早期から使用していた。
料理店での勤務経験から、料理のコストパフォーマンスについても関心が高く、基本的に「安くて美味い」をモットーに掲げている。
趣向
虚無シリーズ
二日酔いや寝起きの限界状態でも作れる料理シリーズ。
自身の動画シリーズが「至高」「悪魔」とハードルを上げていく中で、「いつも100%は無理だしいっそ週2,3回は手抜きレシピでもやってみよう」始めたことで、大反響を呼び瞬く間に人気シリーズとなった。
テンションがめちゃくちゃ低い死んだ魚のような目で配信しており、「あのうるせぇ酔っ払い料理研究家」だの「なにが料理のお兄さんだよ」だの普段の自分を全否定することもしばしば。
厚ぼったい黒縁眼鏡にTシャツ姿が特徴。
(回によってでかでかと「虚無」と書かれた黒Tだったり、めぐみんがプリントされたこのすばTシャツだったり、白地のど根性ガエルTシャツだったりする)
炭水化物と調味料だけで作るということも多く、リュウジ氏自身「作るの楽だし美味いけど、楽だからってこれ(虚無シリーズ)ばっかり食ってたら栄養偏って身体壊すんで、肉や野菜もちゃんと食ってください」とたびたび口にしている。
本人的には「こちらの方が素に近い」……というかデフォルトがほぼこの虚無状態とのことで、「日常で見かけても芸能人感覚で話しかけられても困るので、そっとしておいて欲しい」と発している。
(実際、初期の動画でのテンションはかなり低く、見返したリュウジ氏本人も驚くほど)
動画の終わりには「じゃあ俺、料理研究家のコスプレしてくるから……」といって〆たこともある。
この状態では基本的に冒頭の飲酒茶番は行わない(ただし実食しているうちに気力が戻って飲酒したことはある)。
リュウジママシリーズ
割烹着姿のリュウジ氏がママ口調でおふくろの味の料理を作るシリーズ。
虚無シリーズとは違い、こっちでは飲む。
悪魔シリーズ
2024年3月から始まった新キャラ。
以前から「ハイカロリー」「味が濃い」「レシピが正道からズレた邪道」といった背徳感の強いレシピを「悪魔飯」と紹介していたが、それとは別に下記の味の素論で一部から「悪魔崇拝者」と攻撃対象にされてきたことを逆手に取って爆誕した。
曰く「悪魔崇拝者ではなく本物の悪魔」とのこと。
見た目は完全に某DMCの主人公である彼の偉大なる悪魔ほぼそのままのメイクを施しており、口調やキャラもそれに倣って魔界出身となっている。
ただ額の文字は「酒」。そしてやっぱり飲む。
さらに初回動画と別撮りのオマケとして、メイk……もとい悪魔召喚の儀式の一部始終を公開している。
味の素への考え
自他ともに認める「味の素擁護派」であり、自身の料理でも度々味の素や姉妹商品のハイミー、アジシオを使用している。
これについては「料理を簡単にする上でとても便利だから」という、至極分かりやすい動機があり、彼自身も酒呑みゆえに濃い目の味付けが好きとあって、「料理の味を濃く感じられる」効果を持つグルタミン酸ナトリウムの効果を最大限に利用している。
そのため、長らくネットに潜む「味の素否定派」から標的にされており、料理に味の素を使う事に批判的な意見に対して、自らのX(旧Twitter)で理路整然と反論を述べることも少なくない。
また否定派に揚げ足を取られないよう、味の素を含むうま味調味料についても見聞を深めており、その経験を基に自身がうま味調味料を使う理由を書籍にまとめている。
なお、味の素はスポンサーである。
また、うま味調味料抜きのレシピ(というより使わなくても充分に美味しいレシピ)もしっかりと開発しており、闇雲にうま味調味料を使っている訳ではない点は留意しておきたい。
関連タグ
機界戦隊ゼンカイジャー:作中料理「ピザすき焼き」監修
サイゼで喜ぶ彼女:直接ではないが擁護側として論争に参戦したことがある。しかしそれがきっかけでこの人たちからも目をつけられるようになってしまった。詳しくはリンク先を参照。
カクヨム:カクヨム上で行われた公式コラボコンテストで、受賞作品の小説に登場する料理を作った。→グルメ小説に登場する料理が実際に作れる!食べられる!『料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト』受賞作が料理動画とスペシャルメニューになってお披露目!(カクヨム公式)
異世界:上記の記事と関連して、「異世界料理人リュウジ」と名乗ったのと関係しているのか「裏サンデー/マンガワン」にて自身が異世界で味の素等の便利な調味料を使って、現代の厨房が好きなように使える能力で冒険するストーリー「異世界リュウジ」の連載が開始。人によっては漫画と実際のリュウジのキャラクターと違うのではと思えるかも知れないが、リュウジのキャラクター性は自身が監修している。