リリム(対魔忍)
りりむ
「んふふ、なんだかすごく美味しそうなにおい♪
あなたの生気、この美少女淫魔のリリムちゃんに頂戴♪」
魔界に住む悪魔。
主にノマドに所属しているというわけではなく、自分の好きな時にやってきて好き放題人間界を荒らす。
お腹が空いた時には主に男性の夢の中に現れる。いたずら好きが災いしてふうま小太郎やその他の人間に酷いこと(主にエロいこと)をされる場合もあるが完全に自業自得なパターンが多い。
思慮が浅く自分勝手な性格のせいで疎まれることも多いが、それが性別や種族・陣営などによる垣根を作らず、積極的に誰とでも仲良くする理由にもなっている。
基本的に小心者で野次馬体質。魔族のいたずら仲間ミナサキとはよくつるんでいる。
人間界に現れ、人間の夢に侵入し、その人間の生気を奪う種族。
リリム以外には犬猿の仲のミレイユや友達のミーティア、ファンタスマなどがいる。
夢魔が見せる淫夢は思いのままに空間を改変できる強力な能力。
作中でもこれで危機を脱する場面もあるが、基本的にリリムの頭が致命的にアホなのでろくなことに能力を使わず、それが仇となって逆転される場合も。
リリムは落ちこばれ下級悪魔とされているが、実は重大な秘密が存在する。
カードは四種類。ローンチの1枚だった。
ストーリーでちょくちょく登場していたらクラクルのようにふうまの組織に居着いてしまい、ミナサキとともに通称「小動物コンビ」として良くも悪くも賑やかし役となっていたが、ピンチを救う場面も多く、次第に仲間の一員として認められるようになっていった。
人懐っこさから仲間からも可愛がられていた。
天宮紫水が登場してからは彼女も入れてトリオで居ることが多かった。
ユニットはローンチSR、髪型違いSR、私服SRの三種類。
前作との立ち位置は全く変わらず、イベントでは淫魔勇者リリムムオーなるロボに乗って好き放題暴れたりもしていた。何故かふうまのことを「おやびん」と呼ぶ。(恐らく責任のすりつけ先として既成事実を作ろうとしている。実際彼女のおやびん呼びを聞いてふうまが彼女らの黒幕であると誤認する被害者のモブキャラが多数現れている)
ミナサキとはこちらでも小動物コンビのいたずら仲間としてつるみ、五車内でのマスコットポジションとなっている。監獄での縁でユフィ&ソフィとも仲が良い。
いつの間にか、井河さくらに頼み込んでミナサキと共に独立遊撃隊の一員になっていた。
ふうまのことは雑に扱うものの、彼が死にそうになったが無事に生還した際は、泣いて抱き着き、喜ぶ一面も見せている。
また、バイトとして五車内で「想い人に事前に依頼した内容のそういう夢を見せ、依頼主を意識させる」という仕事を裏でこっそりやっているらしく、かなり荒稼ぎしている模様。
他にも下剤入りの格安ジュースと即効性解毒薬をぼったくりで売りつけるマッチポンプ業等の犯罪スレスレの悪徳商法に手を出したり、五車学園の保健室から服だけを溶かす酸(本来火傷などで癒着した服等を剥がすもの)や催尿薬(媚毒等の排泄による解毒を目的にしたもの)等の高価な薬品をかっぱらったりと洒落で済むギリギリを攻めた悪事にも手を出している。
※以下ネタバレ注意
「この私を目覚めさせたのは誰だ? 無論、死を覚悟しての事だろうな?」
対魔忍RPGにおいて、淫魔王こと幻夢卿の実娘であることが発覚。ユニットでの名前は「覚醒リリム」。身体もロリ体系から巨乳になり、角や翼なども成長した姿になる、というかこっちが真の姿であり、普段のものは敢えてデチューンした幼い頃の姿である。
こちらの姿のユニットは現在五車限定SRと限定水着SRと限定バニーSRの3種類。
幻夢卿が気まぐれで下女に産ませた落し子…とされているが本気で惚れ込んでいた女に産ませた娘であり、他にも数多くの子がいたので、互いに血で血を洗う壮絶な後継者争いが勃発。
リリムは幻夢卿の力をもっとも強く継承した魔力の持ち主であったが、不毛な後継者争いから母親と自身を守るため、自ら封印の魔術を施し、出来損ないの下級夢魔になった。
母親が亡くなってからも、封印は解除することなく、下級夢魔として自由気ままにふるまっていた。
これらのことは、本来の人格を除けばファンタスマと幻夢卿の旧臣で現在はエドウィン・ブラックの側近であるキイくらいしか知る者がいない事実だった。(因みにキイは幼少時のリリムとの約束を律儀に守って、彼女の正体と力に関して口外していない。)
だが、幻夢卿死後、淫魔族内部で跡目争いが勃発し、上級淫魔のイシュタル派からその行方を探されていた。
そして、チャプター42において、イシュタル本人にふうまと共に夢に閉じ込められ、尋問される。無論、下級夢魔の方のリリムにそのような記憶が無かった。
イシュタルにふうまを殺されそうになるが、ふうまを守るために封印が解除され、覚醒。
リリムの本来の姿を見たイシュタルは幻夢卿の力を感じてか恐怖を感じ、あっという間に四肢を切断された。もっとも、リリム曰く「あの程度では死なない」とのこと。
「……なーんだ、おやびんか。ならいいや。でも、責任は取ってね♪」
だが、敵対者にはともかくふうまに対しての性格は封印時と同じく、人懐っこい性格。相変わらずふうまのことは「おやびん」と呼ぶ。
封印時以上に、ふうまへの好意を隠すことなく、彼が風呂に入っているときに全裸で現れたりなど、猛アタックするようになった。
実装されている覚醒リリムの回想(Hシーン)も、自業自得で犯されたりわからせに近い内容だった封印時のものと異なり全てふうまとのもので、彼女の方から誘惑して誘い受けしてくる。(全体的な雰囲気が若干異なるバニー版は「あたかも客に入れ込む娼婦」のような言動をしているが後半のオチで「おやびん」と呼んでいるので恐らく夢を使ったそういうプレイである)
淫魔としての実力も凄まじく、前述通り上級淫魔のイシュタルを軽く退けたり、ノマド幹部のシームルグとオロバスをファンタスマと共に「ふうまこそが幻夢卿の後継者」とトラウマを植え付けるほどの幻覚を見せたりなど、封印時を超越した魔力を持つ。(そのせいでふうまが狙われるハメになっており、幼かろうが大人だろうが「ふうまに責任と厄介ごとを擦り付ける」癖は治っていない)
魔界全体でも純粋な魔力でリリム以上の実力者は滅多に居ないとまで断言されている。
だが、本人は淫魔族の後継者になるつもりは無い様子。
なお、封印時の方は本来の姿の記憶を持たないが、本来の姿の方は封印時の記憶及び、視覚などは共有できるらしく、いつでも元の姿に戻れるらしい。
とは言え多少こちらの姿の影響が出ており、封印時でもふうまや母親を馬鹿にされたりすると母親の記憶がやふうまへの恋心の自覚のないままに「なんかわかんないけどムカつく」と反応しキレると封印が解ける。
本来の人格の方は封印時の人格を自分と小太郎の出来の悪い娘の様に思っている節が有り、封印時人格が愚行の末に小太郎を怒らせて簀巻きにされて吊るされると如何に封印時人格が泣き叫ぼうと小太郎のお仕置きが済むまで絶対に助けないと言う意外と厳格な一面が有る。
この状態でもミナサキとの友情は強く、父の仇を目の前にしても、父を殺した事よりミナサキを痛めつけた事への怒りを前面に出す程。
実際、ガチの戦闘においてもミナサキとのタッグの相性は良く、淫魔族の魔力に強烈に反応を起こす毒(=強力な魔力を持つ淫魔に致命的なダメージを与える)と高いステルス性を併せ持つ天敵との交戦時には『一度でも直視した相手は探知も索敵もやり放題』と言うミナサキの探知能力に助けられて返り討ちに出来た。