概要
「メガルーラストーン」関連の連作クエストに登場する。「世界宿屋協会」のグランゼドーラ統括部長であり、科学者でもある。
見た目は眼鏡とスカイブルーの髪が特徴的なイケメンで、態度も人当たりが良く礼儀正しいが、どうにも胡散臭い雰囲気が漂っている。
書き換え可能なルーラストーンを6つ以上所持していると彼から怪しげなスパムメールのような手紙が送られてくる。
プレゼントキャンペーンに当選したとのことで主人公にメガルーラストーンを渡してくるが、同時にメガルーラストーンを用いた実験への協力を要請してくる。
幸い主人公は心身ともに頑健であったため特に副作用は生じなかったが、彼の実験に協力した人々は記憶喪失になったり精神に異常をきたしたりしており、ろくでもない実験を秘密裏に行っていることが窺い知れる。
クエスト最終話では、世界宿屋協会のゼネラルマネージャーであるロクサーヌが身分を隠して彼の調査を行っていたことが発覚。
主人公とロクサーヌの協力によって秘密の研究所(おそらく5000年前のエテーネ王国の地下にあった王立アルケミア研究所の跡地)が暴かれ、追い詰められる。
本性を現した彼は実験によって生み出した魔物デイジーちゃんをけしかけるが失敗。宿屋協会の職員に連行されてお縄についた。
彼がこのような悪事を行っていた理由は、「研究倫理が気に食わなかったから」である。
元々は優れた研究者であったリンクスだが、自分のやりたい研究が悉く倫理上問題のあるものであったため世間的に許されず、それゆえ秘密裏に人体実験を行っていたとのこと。
「才能のない弱者を守るために、(自分のような)優秀な研究者の研究が阻まれるのはおかしい」とは彼の自論だが、ロクサーヌからは「こういうことを言う人間に限って自分がその弱者になる可能性を考えていない」という手厳しい一言と強烈な一撃を貰ってしまう。
ロクサーヌの台詞や資料室の日記によると彼の父親も同様に研究者であり、研究の過程で事故を起こしその全責任を負わされたことが示唆されている。
ロクサーヌはそのような過去には同情を示しているが、本人は「どのような過去があってもこうなっていた」と開き直っている。
…が、クエストクリア後にはロクサーヌによって再教育プログラムとやらを受けさせられ、真人間に生まれ変わっている。
しかし、喋り方が若干カタコトで、不自然なほど明るく接してくるため恐怖を覚える。一体ロクサーヌは何をやらかしたのだろうか…。
余談
真のセレドット山道にある資料室には彼のものと思しき日誌がいくつか存在しているが、室内で「くさくさ豆」なる豆を焼かれたことにブチギレている彼の手記も存在する。
この豆が何なのかは全くもって謎。
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ドラゴンクエストⅩ 人間(DQ10) マッドサイエンティスト 倫理 ルーラ ロクサーヌ
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