概要
元々ロビンは、麦らの一味と敵対していた組織の人間であった事もあり、ルフィに嫌われていた。
しかしクロコダイルの計画が失敗に終わり葬祭殿が崩壊し始めた際、アラバスタ王国の「歴史の本文」に自分が求める情報が記されていなかった(実際は記されていたが、あえて嘘をついた)ことで、生きる目的を失い自ら死を選ぼうとするが、ルフィにコブラ王共々力ずくで助けられる。バロックワークス崩壊後、ゴーイング・メリー号に密航しアラバスタを脱出すると、ルフィに自分を生かした責任をとらせる事を口実に、仲間に入れる事を要求。
クロコダイルに一度敗北を喫した際に敵だったはずのロビンに一度命を救われていたこともあって、ルフィは「悪い奴じゃないから」と快く受け入れた。
以後ロビンは、空島を始めとする度重なる冒険を経て、一味に心を開いていく。
しかし、20年も命を狙われ続け、行く先々で数えきれないほどの裏切りを重ねてきたロビンは、いつか彼らをも裏切ってしまう可能性に怯え、彼らを大切に思いつつも一歩踏み出せないままでいた。
(宴の時にはいつも離れた場所から眺めていたり、クルーをそれぞれ「航海士さん」「船医さん」などと役職名で呼んだりと、壁を感じさせる描写はいくつもあった)
そしてやってきた運命の日。ウォーターセブンにてCP9に遭遇したロビンは、彼らを裏切る前に自分から船を下り、CP9に連行される道を選ぶ。
しかしそれを一味の全員が、特に船長のルフィが納得するはずもなく、ガレーラカンパニーの助けを借りて連行先のエニエス・ロビーまで追いついてくる。
あなた達にはもう関係ない、もう生きていたくないと叫ぶ彼女に、ルフィは力の限り叫び返した。
「死ぬとか何とか…何言っても構わねェからよ!!!」
「そういう事はお前…おれ達のそばで言え!!!!」
「生きたいと言え!!!!」
余談
イラストの数は、『ONEPIECE』の男女カップリングの中でも、ルフィの「ルナミ」や「ルハン」、ロビンの「ゾロビン」や「フラロビ」などに比べると非常に少ない。ちなみに年の差は11歳。
しかも、この二人は家族に例えると四男と母であるため、どうしても母子に見えてしまうのもネックなのかもしれない。