概要
アニメ版遊戯王GXにてオースチン・オブライエンによって使用されたカテゴリー。
遊戯王OCGでは2007年2月より登場。所属しているモンスターは、すべて炎属性・炎族。
一回あたりのバーンダメージ量は小さいものの、相手からの攻撃抑制・準アタッカーとしての活用とバーンの併用・手札コスト確保など、(バーンのみでの勝ち筋や、このカテゴリーを主体とすることにこだわらなければ、)有用なカードを複数抱えている他、ラヴァゴと同様、癖があるが相手の耐性持ちモンスター除去に役立つモンスターも存在している、侮れないカテゴリー。
また、ブレイズ・キャノンという炎族関連カード群も存在している。
ジャンプフェスタ2008年より登場した、サーチ効果持ちのアタッカー「ヴォルカニック・ロケット」の登場により、ハンドアドバンテージなどを稼ぐのに有用なカテゴリーとして、バレットなどともに、【爆風ライザー】を始めとした様々なデッキに出張。炎族を指定する融合モンスターが登場してからは、【ボム・フェネクス】ギミックや、【ジェムナイト】などといったデッキに、融合素材候補としても時折活用されるようになった。
ただ、このカテゴリー自体のバーン効率はおとなしい他、展開力が低めであったため、このカテゴリーを主体としたデッキで中堅クラスや環境上位と戦うのは難しかった。
関連カードであるブレイズ・キャノンがお世辞にも使い勝手がいいとは言いづらい代物であったことも響いている。
そのため、汎用性のあるカードが幾つか存在していたのにもかかわらず、2009年以降、それを活かす機会がなかなか巡ってこない時期もあった。
しかし、2014年にこのカテゴリーのカードの確保と、能動的な効果発動促進などを行える「ブレイズ・キャノン・マガジン」が登場してから、カテゴリー全体の地力が向上。
展開力こそ然程変わらないものの、出張要員としてだけでなく、主力として戦うことも見込めるようになった。
マガジン登場後は、Emの下級モンスターなどを取り入れたギミック、【クラウンブレード】などを通して、一時期、環境上位に顔を見せた。
また、融合素材としての活用の幅も増えたらしく、シャドール等と時折併用されている他、召喚獣の素材候補として検討されている模様。
課題があるとすれば、墓地封殺や無差別除外などをされると鈍足になることや、このカテゴリー自体に魔法・罠カードを除去する手段が殆どないことなど。
エクストラデッキに入る新規モンスターが望まれることもあるが、あくまでバーンが持ち味のテーマであるため、
噛み合っているといえるかどうか疑問の残る意見だろう。
2023年5月27日には、関連パック販売開始につき、新規カードが続々と追加された。
「ヴォルカニック」モンスター
下級モンスター
- ヴォルカニック・ラット
- ヴォルカニック・エッジ
- ヴォルカニック・カウンター
- ヴォルカニック・バックショット
- ヴォルカニック・バレット
- ヴォルカニック・リボルバー
- ヴォルカニック・リムファイア
- ヴォルカニック・ロケット