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ガジャ「馬鹿な、それは『ヴリル』だ」


概要編集

3つの目を持った球状の疑似生命体。ハザードレベルは130。

見た物の情報を分析し、その姿や能力を真似る性質を有し、その過程でどんどん成長して行く上、攻撃をすればする程に分裂する厄介な性質を持ち合わせている。

それ故にヴリルを造った古代人は、このプレシャスが成長の果てに人間になり替わる危険性を恐れた為、埴輪と思しき形の金属製の容器の中に厳重に封印していたのだった。


ガジャはその危険性を知っていたが、結局上記の台詞を発しただけでヴリルが如何に恐ろしいかを伝えなかった(※まぁ敵である手前、そうする義理も無いのだろうが)。


活躍編集

劇中ではボウケンジャーアトランティス文明の金属である「オリハルコン」と誤解して回収され、然も封印も不完全だった為に、牧野によって解き放たれて暴走。

蒼太をコピーし、他の4人の攻撃を受けて分裂して翻弄するも、ブルーの操縦するゴーゴーミキサーのアジテーションシュートによって一斉に固められた。


だが、予めブルーのパソコンから盗んでいたダイボウケンのデータを元に、それを模倣した姿に変貌した上で巨大化ダイボウケンと交戦した末、バインドブレイクを叩き込まれて破壊された。


ヴリルの破壊後、ボウケンジャーは「このプレシャスとアトランティス文明との関係性がどれ程か」について調査するのだった。


余談編集

  • 由来のヴリル (Vril)とは、エドワード・ブルワー・リットンのユートピア小説『来るべき種族』に登場する地底世界ヴリル・ヤの文明を支える神秘のエネルギーである。劇中ではそれを扱う種族をアーナと称され、彼等はヴリルを用いて自動人形を作成、格差・差別・労働・戦争がない平和な世界を享受している。
    • この物語から誕生したヴリルが認知された当時、とても魅力的な概念だったようで、イギリスの英知学者W・スコット=エリオット著の『アトランティス物語』ではアトランティス文明が保有していたとされる動力であり、同物語に登場する「二種の白色の金属と一種の赤色の金属からなる、アルミニウムよりも軽い合金」で作られた、戦闘用飛行船に使われていたとされている。更にはヴリルを研究するべく、ヴリル協会なる組織が結成された他、かの独裁者も実在する可能性を研究していた


関連タグ編集

轟轟戦隊ボウケンジャー プレシャス アトランティス


アカツキ電光戦記:同シリーズの最重要アーティファクト・電光機関の扱いが原作由来のヴリルとほぼ同様の扱いになっている。

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