概要
1.東京都板橋区上板橋二丁目にある東武東上線の駅(TJ-07)。本記事で説明。
2.かつて神奈川県小田原市(当時は、足柄下郡大窪村)にあった箱根登山鉄道小田原市内線(現廃止)の停留場。
東武上板橋駅
1914年6月17日開業。駅名は川越街道の宿場「上板橋宿」に由来する。
1943年には当駅より分岐して、当時の日本陸軍第一造兵廠倉庫(現在の陸上自衛隊練馬駐屯地)への専用線が敷設されるが、開通前に第二次世界大戦が集結。その後、啓志線と命名されたこの専用線は、1946年より1959年にかけて、当駅からグランドハイツ駅(現在の都営大江戸線光が丘駅の近くにあった)への駐留米軍への輸送を行った。啓志線は廃止後の1965年以降に漸次撤去され、痕跡はほとんどない。
また当駅には、東武スカイツリーライン西新井駅との間に計画された西板線が乗り入れる予定となっていたが、世界恐慌がもとで大師前駅から西へはついに建設されず、わずか1駅のみの大師線となり現在に至る。
2023年3月18日のダイヤ改正により準急の停車駅に加えられ、池袋駅を出て最初に停まる駅となった。
系列企業の東武ストアの本社は当駅の近くにある。
駅構造
島式ホーム2面4線の地上駅で、主に昼間時間帯において、準急対普通の緩急接続が行われる。
川越市寄りに引き上げ線があり、3番線からの入線、1〜2番線への出発が可能。上りは当駅始発の池袋行普通が設定されている一方で、下りの当駅止まりの電車は設定されていない。
この引き上げ線は、事故などで長時間の運休が見込まれる場合にこれを利用して折り返し運転を行えるようになっている。
隣の駅
●TJライナー・川越特急・快速急行・急行
通過
●準急
池袋駅(TJ-01) - 上板橋駅(TJ-07) - 成増駅(TJ-10)
●普通
ときわ台駅(TJ-06) - 上板橋駅(TJ-07) - 東武練馬駅(TJ 08)
利用状況
2022年度の1日平均乗降人員は45,028人である。急行通過駅では、普通のみの停車駅である東武練馬駅、準急も停まる上福岡駅に次いで多い。