概要
東京地検に勤めるキャリアウーマンの検事。作中では3日間ほぼ徹夜で大量の証拠物をブツ読みしており、部長からは「未来の検事総長かも」と評されている。
仕事が多忙で娘の青子とすらほとんど会う機会はない。そのせいで青子の友人である桃井恵子からは故人だと勘違いされていた。
1987年の発表から2024年まで登場しなかったのもそういう事情である。
時間には正確で目覚まし時計がなる前に起きるタイプ。3日間ほぼ寝ていないにもかかわらず、30分の仮眠で目覚ましがなる3秒前に目覚め、4台ある目覚まし時計を全てアラームが鳴る前に止めるほど。
観察眼が鋭く、快斗が家のトイレを使用したことを彼のトイレットペーパーの使い方から分かっており、監視カメラの映像を5倍速で確認し、警備体制と警備にあたる人物も把握している。快斗が子供の頃は、青子を驚かせたマジックのトリックをことごとく見破っていた。本人にとっては黒歴史であり因縁の相手でもある。
青子いわく、一番ホームズらしいのは刑事である父や白馬探ではなく碧子とのこと。
かなりの激務であるにもかかわらず、深夜に帰宅してから朝出勤するまでの間に青子の朝食や弁当(快斗の分含む)を欠かさず作っており、卵焼きにかけるだし醤油まで手作りなど料理に関しても割と凝り性。
快斗が忘れていったハンカチを洗っておくなど、かなり親しい付き合いの様子。
怪盗キッドは存在すら知らないレベルに無頓着で、以前チラっと見かけた際にはサーカスのスタッフだと思っていた。ちなみに忙しすぎてテレビを見る暇すらないのと、以前に銀三と仕事の話で喧嘩になり、それ以来家では仕事の話をしないようにしていたため。
青子が話題に出した際にネットニュースを見て、一つの事件で数々の罪状を犯すキッドに対しこんな大犯罪者がまだ検挙されていないのかと唖然としている。
夫のことを「銀ちゃん」と呼んでいたり、夫がキッド捜索のために人生で一度きりの私の40歳の誕生日に来られなくなったと聞きキッドを捕まえる決心をするなど銀三との仲は相当に良好なよう。
キッドを「怪盗某」と呼び、青子と計画を立て彼を捕まえる算段を実行する。
なお、初登場時に40歳の誕生日を迎えた彼女だが、他の作品の母親キャラと同じ様にかなりの若作りでありものすごい美人。
年上の女性を「美人」と称することが多い彼や美人には目がない彼が出会ったら例に漏れず同じ反応をするだろう。
関連タグ
鉄美智子:青山剛昌作品の母親つながり。いずれも30代後半以上の年齢なのにも関わらず若作りでものすごい美人。
また、英理は主人公が幼い頃の経験から畏怖している幼なじみの母親、夫よりも頭脳も仕事人間としても(銀三もキッド関係の事件以外なら解決している可能性もあるが)超有能という共通点がある。(彼女と碧子の大きな違いは料理の腕)
100万ドルの五稜星:夫と娘の劇場版登場作。碧子は公開数日前に原作に初登場したのでさすがに登場できなかったが、青子はこの作品で初めて銀幕デビューを果たした。
さらにこの作品の怪盗キッドのテーマはサーカスをイメージして作曲されている(そもそも曲名が「華麗なるサーカス」)ため、サーカスのスタッフという見解もあながち間違いではないのかもしれない。