概要
てんとう虫コミックス第43巻及び、藤子・F・不二雄大全集第16巻に収録「ジャックとベティとジャニー」に登場。
ここから出る音波を人形に当てると、本物のように動き出すようになる。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版では1991年2月8日に、水田版では2007年9月14日及び、2018年1月19日にそれぞれ放送している。
1991年版
- サブタイトルは「人形自動化音波」。
- のび太がジャニーに人形自動化音波を当てたのは原作では犯人を聞き出すためだったが、今回はジャックの行方を聞くため。
- ジャニーも行方不明になってしまったことを伝えた際、のび太はしずかから「のび太さんなんか大嫌い!」の言葉と共にビンタを一発食らっている。
- 「このままじゃさ、しずかちゃん一生口きいてくれないよぅ。そんなことになったら僕は破滅だぁ!」とのび太に助けを求められたドラえもんはまずジャックを探すことにし、ネコたちに聞き込みをした。
- 犬のぬいぐるみを使うことを閃いたのび太にドラえもん「のび太くんにしてはいい考えだ!!」と感心するが「にしてはってのはないだろ?」とツッコまれ「悪い悪いフフフフ(笑い)」と返している。
- 人形たちに決めさせようとしたのは「これじゃベティが可哀そう」と拾い主の女の子が泣き出してしまったから。
- 今回はベティとジャニーがジャックを取り合う展開にはならず、抱き合うジャックとジャニーを見てベティが泣きながらも潔く身を引いている。
2007年版
- サブタイトルは「私のジャックをとらないで」
- のび太を家から追い出した時、しずかは泣くだけであまり怒ってはいなかった。
- のび太がしずかの相談にのる出木杉をイメージした際は出木杉としずかが手を握り合うシーンが追加。実際この予感は的中しており、全く手掛かりを得られずしょんぼりするするしずかに出木杉は手を握って励ましている。
- 聞き込みの際、しずかは砂場で遊んでいた幼児たちや店の女性店員にも話しかけている。
- のび太がジャニーも行方不明になってしまったことを伝えた際、しずかはただ悲しさで泣くだけで、のび太も申し訳なさから一緒に泣いている。
- ドラえもんが最初に聞き込みをしたネコの名前はシロ。
- のび太はジャックの行方をクロから力ずくで聞き出そうとし、顔面をひっかかれている。
- 板挟みから逃げ出したジャックと彼を追いかけるベティとジャニーをドラえもんだけでなく、広い主の女の子も一緒に追いかけており、その先で会ったしずかと出木杉もこの三角関係を目撃し、全員でドン引きしている。
2018年版
- のび太が言った予想には「しずかちゃんのママがどこかにしまっちゃった」も追加。
- 今回もしずかは2007年版と同じく公園にいた幼児たちや道で会った女性にも聞き込みをしており、その際はポスターを見せて訪ねている。
- のび太が助けを求めて来た時、ドラえもんは先ほど捕まえたたい焼きを食べていた。
- ドラえもんとのび太は犬のぬいぐるみを使ってジャックの行方を捜索中にしずかと会っており、2人から事情を聞いたしずかは先ほどひっかいてしまったことを謝り、2人と一緒に拾い主の女の子の元を訪れている。このため、「愛する者の直感」のセリフはドラえもんではなくしずかが言っている。
- 今回人形たちは加工が入ったような声で言葉を発しており、外へは出ず部屋の中を走り回るだけだった。