概要
三重県津市河芸町上野にある、伊勢鉄道伊勢線の駅。
同線は昭和48年に国鉄伊勢線として開業しているが、この時点ではこの場所に駅はなく、昭和62年に第三セクターの伊勢鉄道に転換された際に新設されている。
伊勢上野駅を名乗る駅は二代目であり、初代伊勢上野駅は関西急行電鉄に存在した。
こちらは戦時中に隣接の豊津浦駅と移転統合し、現在は名古屋線の豊津上野駅となっている。
どちらの伊勢上野駅も河芸町上野に所在することに由来しており、豊津上野駅と伊勢上野駅はそれなりに近い位置にある。
しかし、一般に乗り換え駅とされる距離ではなく(2km以上)、伊勢上野駅と最も近い近鉄名古屋線の駅は一駅隣の千里駅である(それでも徒歩1.5kmと、乗り換え駅としてはほぼ実用的ではない距離を歩かされる)。
駅構造
単線の直線区間に後で設置されたことから、単式ホーム一面一線の棒線駅となっている。
Wikipediaに掲載された写真からは、ホーム自体も相当に簡素な作りになっていることがうかがえる。
線内運転のレールバスによる各駅停車のみの停車であり、ホーム長は短い。
このため快速みえをはじめとするJRからの乗り入れ列車は停車することができない。