「お任せください、マスター!」
「どうか誰も傷つけぬ、傷つけられぬ世界でありますように……
『修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)』」
概説
- ランク:C-→C
- 種別:対魔術宝具
本来のキャスターであるメディアが使用する『破戒すべき全ての符』と対になる治療宝具。
あらゆる呪い、魔術による損傷を零に戻す。
時間操作ではなく、本来あるべき姿を算定することにより自動修復している。知らぬ者には時間の巻き戻しにしか見えないであろう。“死”以外のあらゆる理不尽を打破できるが、死者だけは取り戻せない。
攻撃的な術こそ使えないが、自身の幕間の物語で暴走するライダーとルーラーに対し、「破戒すべき全ての呪符」の要領で短剣による「修補すべき全ての疵」を発動させて2人を刺し(※修復魔術なので無害)、壮絶な喧嘩をしていた2人の仲を“何事もなかった”ように修復している。
ただどうも単に何かを治すだけではないらしく、修補(直して〝補う”)という字面通り「何か補填する」ことも可能な様子。
その可能性の証左として、かつて教えを請おうと姉弟子を訪ねたとき、自分を塩にする彼女にこの宝具を前述の短剣.verで不意打ち同然に発動させ、姉弟子の自分への第一印象の改竄を目論むというサイコっぷりを発揮した。
ゲーム上での性能
カードの種類はArtsで、【味方全体の弱体状態を解除&HP大回復&弱体耐性大アップ(3ターン)<オーバーチャージで効果UP>】の効果を持つ。
HP回復量は宝具レベルによって変化し、LV1で3,000→LV5で5,000まで上昇する。
さらに、幕間の物語1幕をクリアする事で強化されると弱体耐性の倍率が上昇し、HP回復量が1,000上昇する。
回復に特化した性能であるが、宝具やクリティカルヒットで致命傷を受ける事も多い本作ではHP回復は二の次といったところ。
味方全体への弱体状態解除は貴重なもので、「高速神言(A)」のおかげで「オーダーチェンジ」で控えから引っ張り出して即時使用が可能なのは大きな利点である。
また、弱体耐性を上げる事で後続のデバフ・バステを防ぎやすくなる効果もあり、チャージ400%以上で使用すれば、一部例外を除いて全ての状態異常をシャットアウトする凄まじい効果を発揮する。