概要を集中だ! ほら、もう一発!
読み方は『かこきぬ』だが、加古と軽巡洋艦鬼怒のカップリングではないので注意。
ゲーム中におけるお互いへの言及は無いが、
・初期型重巡(青葉型を『改古鷹型』と称することもある)の2番艦。
・第六戦隊に所属
・兵庫県神戸市の川崎造船所生まれ(この点では、三菱造船長崎造船所出身の古鷹・青葉と好対照である)
・(加古は非戦闘時はいつも眠そうにしているとはいえ)元気で好戦的
といった共通点を見つけることができる。
ただ2人が一緒にいるだけのもの、初々しいもの、実に百合百合しいものなど雰囲気は作品によって様々である。
2人の艦長
上記のように2隻は同じ第六戦隊に所属し、同じ造船所で生まれた共通点があるが、史実での繋がりはまだある。この2隻の最後の艦長は公私ともに長い付き合いがあり、「親友」とも言える仲であったのだ。
加古の高橋雄次艦長と衣笠の沢正雄艦長は海軍兵学校や砲術学校の同期であり、開戦前はそれぞれ天龍と龍田の艦長として行動を共にしたこともあった。
開戦後、第一次ソロモン海戦の帰路で加古が沈没した後、辛くも生還した高橋艦長の面倒を見たのが沢艦長であった。沢艦長は、高橋艦長が衣笠を訪れた時、制服や短剣、当座のカネまで与えた。翌朝、高橋艦長は内地に帰還するために別れることになるのだが、これが今生の別れとなってしまった。衣笠はその後の第三次ソロモン海戦で沈没し、沢艦長も運命を共にした。高橋艦長が着て帰った装備一式は何よりの遺品となったのだ。また、沢艦長の合同葬儀の際、彼の英霊を抱いて家まで送ったのも高橋艦長であった。