概要
『勇者ヨシヒコシリーズ』の第1シーズン。2011年7月から9月まで、テレビ東京系列(他)で放送された。全12話。
キャッチコピーは「非常識だから、冒険なんだよ。」。
シリーズ全体の概要は「勇者ヨシヒコシリーズ」の記事を参照。
あらすじ
カボイの村の人々は、蔓延する疫病に苦しめられていた。
そこで、村に伝わる「いざないの剣」を引き抜いた若者ヨシヒコが、薬草を求めて旅に出る事になった。
薬草を採りに行った者たちは、みな行方不明になっている。ヨシヒコの父テルヒコもその一人だった。
道中で知り合ったダンジョー、ムラサキ、メレブと共に、ヨシヒコは長く険しい冒険を決意する。
だがその直後、テルヒコが新しい妻子と第二の人生を送っている事が判明。薬草も手に入り、パーティは解散した。
そこへ天から現れた「仏」がヨシヒコらを呼び止め、疫病の原因になっているのがこの世界の支配をたくらむ魔王である事を告げる。
その場にとどまっていた仲間と共に、ヨシヒコは魔王の城を目指すのだった。
主要登場人物
魔王から世界を救う使命を帯びた勇者。
いつも真面目な顔をしているが、実は相当なアホで、他の事に熱中しすぎて勇者としての使命を忘れる事が多々ある。
暑苦しい中年の戦士。
常に先陣を切って戦う勇敢さと年長者らしい老獪さ、そしてスケベさを持ち合わせるが、本性はとても女々しいオカマ。
ヨシヒコを父親の仇と思い込んでいる「素人の女」。
今時のギャルっぽい性格で、口が悪い。貧乳なのを気にしている。
うさん臭い魔法使い。使う魔法も、「相手を豚鼻にする"ハナブー"」「甘いものが食べたい気分になる"スイーツ"」など、しょぼいものばかり。
ちょくちょくドラゴンクエスト的な要素について解説を行うが、パーティーメンバーにはイマイチ理解されない。
天から一行を見守る存在。聖者としての器は小さく、ちょっとした事ですぐ言い合いをする。
ヨシヒコに魔王を倒す事を命じ、天空に姿を現しては曖昧なお告げを下すが、その姿はヨシヒコにだけ見えない(3Dメガネをかけると見える)。
ヨシヒコの妹。
兄を慕って、ひそかにヨシヒコ一行を追いかけては、物陰から見守っている。
毎回、最後のカットに登場するのが恒例となっていたが、突然ヤンキーになったり、囚人になったり、極道の妻になったりと、回を追うごとに悪い方向へグレードアップしていき、最終的にはなぜか大富豪の婦人に成り上がった。
東京のビル街にそっくりな「魔王の城」に住む。
城下町の人間にはICチップを植えつけて支配し、外部の土地の人間は疫病と配下の魔物を使って駆逐していた。
普段は等身大の人型で、膝に猫をはべらせているが、その正体は異形の巨体(フルCG)を持つ怪物。伝説の勇者ロトスケの弁によると、宇宙からやってきた未知の生命体らしい。
魔王を倒すための武器
『魔王の城』のキーアイテムとなる、魔王ガリアスを倒すために必要な武器。いずれも強力な効果を秘めており、魔王ガリアスもお告げを警戒していた。
元の所有者は天女。攻撃をかわす効果があり、魔王ガリアスの攻撃がことごとくこの羽衣から逸れていった。
元はオイッスの村にあり、村のリーダー・イガルヤとその仲間に守られていた。
マークがついてないものは偽物らしく、効果は知られていなかったが、最終決戦の際に意外な活躍を見せる。
北の山の引っ越し好きな魔物が持っていた。炎や冷気を防ぐ効果はなかったため、高い物理的防御力か魔法を防ぐ効果を持つと思われる。
元の所有者は金持ちのラドマン。魔王ガリアスとの決戦では冷気の攻撃を防いだ。
元はアキバラの村にあったが、魔物に奪われていた。炎の攻撃を跳ね返す効果がある。
元の所有者は妖精の女神ポロンで、山の悪魔神官に奪われたと思われていたが……?
永遠の命を授かると言われており、終盤にその真価が発揮された。
- 魔法のじゅうたん
元はオークションに出品されていたが、意外な人物が落札した。
空を自由に飛ぶ事ができる。このアイテムを使わなければ魔王の城に入る事ができない。
元の所有者は勇者ロトスケ。魔王ガリアスの体を引き裂く事のできる唯一の武器で、魔王の秘書ゴードンに倒されたヨシヒコたちに存在が伝えられた。
主題歌
オープニングテーマ
「エボ★レボリューション」
作詞:hiroko、mitsuyuki miyake / 作曲:HIKARI、mitsuyuki miyake / 編曲:守尾崇
エンディングテーマ
「愛し続けるから」
歌:TEE
作詞:TEE / 作曲:TexYG、Sunny Boy、Ryosuke Imai、TEE