一般的な単語としては、「呪いやまじないの言葉」を意味する。
概要
呪術師の家系の一つ・狗巻家相伝の生得術式。主な使用者は狗巻棘。
呪力の込められた自身の言葉を他者に送り込んで呪う高等術式。
放った言葉に応じて相手に効果を及ぼす、所謂『言霊』であり、携帯電話や拡声器を介する事も可能。
非常に強力だが、使う言葉によって術者の声帯や舌に掛かる負担も大きくなる上に、無機物には効かない。
呪言の力で周囲に危害を与えることを防ぐために、狗巻が「しゃけ」「おかか」などの特定の単語しか話さない。
こう言った言葉の不自由さからなのか一族内で術式を淘汰する動きがある模様。
また、烏鷺が知っていたことから平安の頃よりある由緒正しき術式となっている。
狗巻家は呪術界では割とロックな家系らしく呪言を一族から取り払おうとしているらしい。
耳から脳にかけてを呪力で守ることで、呪言による攻撃は回避できる。
作中で披露した呪言
以下が原作、アニメ、及び「呪術廻戦ファントムパレード」に登場した呪言である。
- 動くな
作中で初めて登場した呪言、東堂葵に使用。対象の動きを封じることができる。
「渋谷事変」では拡声器を使って大勢の人々と改造人間の動きを止めた。
- 眠れ
「京都姉妹校交流会」で三輪霞に対して使用。携帯電話を介して三輪を眠らせた。
- 戻れ
京都姉妹校交流会で同行していた玉犬・黒に対して使用。玉犬・黒を影の中に戻した。
- 逃げろ
- 止まれ
京都姉妹校交流会で花御に対して使用。「動くな」と同様に対象の動きを封じることができる。
作中では花御が生み出した木の鞠ごと止めていた。
- ぶっとべ
京都姉妹校交流会で花御に対して使用。対象を遠くに飛ばせるが、大きな反動が伴う。
作中で狗巻は「動くな」「止まれ」などを使い続けて限界が来ていたにもかかわらず使用したことで、大量に吐血した。
- 爆ぜろ
「呪術廻戦0」にて、商店街に住み着く呪霊の群れに対して使用。群れで動く低級呪霊達を一掃した。
- 捻れろ
「呪術廻戦0」にて、商店街に突如現れた大鼻呪霊に対して使用。大鼻呪霊の右腕を捻り潰した。
- 潰れろ
「呪術廻戦0」にて、大鼻呪霊に対して使用。この一撃で大鼻呪霊を祓った。
- 堕ちろ
「呪術廻戦0」にて、夏油傑に対して使用。「潰れろ」の上位互換であり、対象の真下に大きな穴が空く。
反動の大きい強力な技だが、夏油はこれを耐えた。
- 防げ
「ファンパレ」で登場した呪言。
味方が受けるダメージを軽減する。今まで披露された呪言の中で唯一、味方にバフを与える支援技である。
- 砕けろ
「ファンパレ」で登場した呪言。ガラスが砕けるようなエフェクトと共にダメージを与え、敵の防御を緩める。
- 崩れろ
「ファンパレ」で登場した呪言。敵の防御を下げることができる。
- 砕け散れ
「ファンパレ」で登場した呪言。「砕けろ」と「爆ぜろ」を複合させたようなエフェクトの強力な呪言。
- 死ね
「呪術廻戦0」にて、乙骨憂太が狗巻の呪言をコピーして生み出した拡声器を介して使用。
夏油傑が召喚した大量の呪霊を一掃したが、その一回で拡声器は壊れた。