概要
「昇龍拳」に相当する技で、大きく前進した後ジャンプアッパーを放つ。本家のように無敵時間や対空迎撃能力はないが、相手に向かって突進し、多段ヒットしてから上昇するため、連続技用として優れる。
昇龍拳は波動の力を利用して高く飛び上がっている。しかしこの技は波動の力を使っていないために助走が必要である。
中平正彦の『さくらがんばる!』では、リュウらと元・同門の火引弾に昇龍拳のレクチャーを受けたものの、どうしても踏み出してから技を出してしまう癖があるという設定。
『MvS』『MvC2』版
MARVELとCAPCOMの提携による対戦格闘ゲームシリーズの一作、『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』(1997年)に参戦したさくらは、グラフィックは『ZERO2』が基になっているが、性能的には大きく異なる(特に波動拳と咲桜拳はほぼ別の技になっている)。
波動拳はコマンドが左右逆になっており、地上では斜め上に打ち上げ、空中では斜め下に打ち下ろす形になっている。
『ジャスティス学園』以降はそれぞれ「天仰波動拳」「蒼空波動拳」として、通常の波動拳とは別扱いの新技となっている。
特に蒼空波動拳はその名称から、豪鬼の斬空波動拳を見よう見まねで再現したものと推測できる。
本来の波動拳コマンドで出るのが咲桜拳で、対空技というよりは突進技になっている。
前方に衝撃波を放ち、飛び道具をかき消しながら突進し、相手に当たると多段ヒットするジャンプアッパーに移行、当たらなければその場でブレーキをかける動作になる。
アッパーの要素を除けばキャプテンアメリカのチャージングスター(Charging Star)に近い性能で、これも見よう見まねで覚えたものか。
なお色違いの隠しキャラである日焼けしたさくらは波動拳・咲桜拳ともにZEROシリーズに準じた性能になっている。