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概要編集

てんとう虫コミックス25巻及び、藤子・F・不二雄大全集11巻に収録


ストーリー編集

ドラえもんが部屋の窓に何かを干していためのび太が声をかけると、干していたのは四次元ポケットだった。これにのび太は「勝手なことしちゃ困るな。今何か出してほしくなったらどうするの」と言うが、スペアがあるかから大丈夫と、このポケットから椅子を出し入れして見せ、2つのポケットが繋がっていることを説明した後出かけて行った。


するとのび太は干してあったポケットを勝手に借りてドライヤーで乾かした後、自分の服に取り付けた。そして遊びに行こうとしたが宿題のことでママに呼び止められ、言う通り部屋に戻るも宿題を手早く済ませる道具を出そうとする。だが2つのポケットは繋がっているため、突っ込んだのび太の手にドラえもんの方もくすぐったがり、取り出せたのもどこでもドアだった。


これじゃあ宿題ができずのび太は怒り出したが、ポケットが出してくれたものだからと入ってみることにし、到着したのは先生の家だった。先生から宿題をやったのか聞かれたのび太は、まだなのですぐに帰ってやると言って戻ろうとしたが、先生に呼び止められまた怠けないようにこの場でやることを言われ、怒られながらも宿題は早く終えることができた。


これで大威張りで遊べるとしずかの元へ行こうとしたが、今度はママにゴミ出しを頼まれたためどこでもドアでうんと遠い所へと繋ぎ、そこにゴミを放り捨てた。そしてドアをしまって、しずかを喜ばせる道具を取り出そうと思いポケットに手を入れたが、これによりまたドラえもんがくすったがり、その時隣にいたネコが子猫の時に捨てられた話をしていたため、不謹慎だと怒らせてしまった。


一方のび太はとりよせバッグを取り出し手を入れたが、しずか本人を取り寄せてしまい、謝った後ポケットのことを自慢し、何か欲しい物はないか聞いたが「急に言われても」と言うだけだった。するとその時スネ夫がやって来て田野金平のサイン取り出し、父親がテレビ局の偉い人と友達だから手に入れられたと自慢し帰って行った。


これに腹を立てたのび太は自分達もサインをもらいに行こうと言い出し、一方ドラえもんは先ほどのことを謝罪していたが、またのび太がポケットに手を入れたため笑ってしまった。そしてのび太達は巨大UFOで田野金平に向かい、オールマイティパスで家の中に入り、休みで家にいた彼にファンであることを伝えサインをもらうことができた。だが本人がなんだか難しい顔をしていたため相談に乗ることにしたが、その困りごとというのは突然ゴミが放り込まれたことで、それは先ほどのび太がした物だったので輪ててポケットの中に回収。


しかしこれによりドラえもんの方にゴミが送り込まれ、のび太の仕業であることに感づいた彼は野比家へと急行。部屋にいたのび太もこれに気付くとどこかへ隠れたが、落ちてあった汚れたポケットをドラえもんが洗濯機に入れて洗ったため、のび太は目を回しながらこのポケットから出てきて、「悪かった。もうしないから、許して」と言ってきた。


アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版は1984年7月20日に、水田版は2011年7月8日及び2022年7月2日にそれぞれ放送している。


1984年版編集

  • サブタイトルが「四次元ポケットのスペア」に変更
  • 冒頭には「日ようび...」とのテロップが表示されていて、パパは縁側で新聞紙を読み、ママは庭で布団を干していた。ちなみにそこに古紙回収車も通りかかっている。
  • ドラえもんがポケット同士が繋がっていることを証明するために入れた物は漫画で、この後窓からタケコプターを使って出かけている。
  • のび太はドライヤーだけでなくい自分の息も吹きかけてポケットを乾かそうとして、ドラえもん一緒にいたのは白猫だった。また、のび太は先生の家の庭にどこでもドアで出ていて、先生は忘れるといけないからという理由でのび太を引き留ている。ちなみに先生が問題を解けないのび太を叱る描写はカットされている。
  • しずかは女子友達と空地にいたところをのび太に取り寄せられていて、その場でバットを素振りしていたジャイアンも彼女の足に掴まって一緒に取り寄せられている。そのためスネ夫が自慢しに来た際も一緒にいた。ちなみにスネ夫持ってきたサインは人気アイドル歌手、渋柿たいすけのものだった。
  • ドラえもんは「実に魅力的だ。君のことを考えると夜も眠れない」と言って白猫を褒めていた。
  • 渋柿の家には巨大プールがあったため、そこにUFOを着陸させていて、先述の件からジャイアンも一緒に来ていて、サインももらっている。またのび太達はちゃんと靴を脱いだ状態で室内に上がっている。
  • ドラえもんはのび太の仕業だと気づいて怒った際も呼び捨てにはしておらず、当ののび太は部屋でサインを眺めニヤニヤしていた。またドラえもんは怒って突入したことでふすまに穴を開けている。
  • ラストは寝れたのび太が助けを求めながらポケットから出てきて、顔に張り付いたため、ドラえもんも助けを求めて叫びながら部屋を走り回っている。

2011年版編集

  • 原作通り、問題が解けないのび太を先生は叱っているが、少しマイルドなものとなっている。
  • ママは最初のび太を疑っていたが、やり遂げたノートを凝視して確認すると、ゴミ出しを頼んできた。
  • ドラえもんといた黒猫は、子供の時に親と離れ離れになったことを話していた。
  • のび太がしずかを取り寄せることを思いついたのはゴミ出しをした帰り道でのことで、空地で彼女を取り寄せている。またスネ夫がやって来たのも空地で、サインは甘栗旬のものだった。
  • ドラえもんは黒猫に友達になってと言った際、笑ったはずみで持っていたハンカチをこの猫に被せてしまい怒らせてしまった。ちなみにこの後のプレゼントは友情の証としてで、また怒らせてしまった際にはこの猫に顔を引っかかれている。
  • 巨大UFOに小便をしていた犬が驚く描写が追加されていて、のび太としずかはコックピットの椅子に座っていて、UFOは空中に待機させ、自分達はオーラに包まれながら着地した。また、サインをもらったのはのび太だけで、しずかは握手をしてもらった。
  • ドラえもんは押し入れや机の下、ゴミ箱の中も見て、のび太の居場所を調べている。また、ドラえもんはポケットを洗濯機に入れただけで、スイッチを押したのはママになっていて、ラストではびしょ濡れになったのび太にママもドラえもんと一緒になって呆れている。

2022年版編集

  • 冒頭のび太はジャイアンの件でドラえもんに泣き付いてきたが、お腹を触った際ポケットがないことに気付いた。
  • ドラえもんが2つのポケットが繋がっていることを証明するために入れた物はリコーダーで、のび太も試している。また肝心な時には「何かないか何かないか」と言って取り出せないことについてもツッコんでいる。
  • 先生は宿題をやっているのび太を凝視するだけで怒鳴ってはおらず、のび太がそれをやり終えると、色々な問題集も出してやっていくことを勧めている。
  • のび太は「どこでも大砲」でしずかの元に向かっていて、到着した時彼女は皆と空地にいたが、びっくりして逃げて行ってしまい、のび太は下敷きにされたジャイアンに殴られてしまった。そしてここに呼べばいいと思いつき、とりよせバッグを使用した。
  • 田野金平の紹介シーンでは、コケコーラというコーラを飲む映像が追加された。ちなみにのび太達は家に上がった際ちゃんと靴を脱いでいた。ちなみにのび太が投げ込んだゴミは田野金平の顔に当たっていた。
  • ドラえもんが迫って来た際、のび太も「何かないか何かないか」と言っている。

関連タグ編集

ドラえもん 四次元ポケット スペアポケット

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