概要
漢字としては一説では、穴、小さな酒樽、悩む、物を打つ音などを意味する。
八卦としては、伏羲八卦次序では6番目で陰であり、生成論では巽(≒風)と共に少陽から生じたとされる。
文王八卦次序では5番目で陽であり、中「男」なのはこれに対応している(水に陽・男性が当てられた形となっており、これは陰陽五行とは逆となっている)。
五行は後天図との関係上、八卦の内で唯一の水が当てられており、これは坎自体に水が当てられている事による形となっている。
後天図ではこれにより、法則上では北西に位置するはずの所を、五行では北は水である事と整合させるよう乾(≒天)と入れ替える、という例外的な処置をした形となっている。
陰陽を反転させたもの(=先天図で対極に位置するもの)は離(≒火)であり、「火と水」という組み合わせとなっている。
後天図で対極に位置するのも離。
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陰陽大戦記…「震坎兌離(しんかんだり)」で馴染まれている。