漢字の離
音読みは「リ」、訓読みは「はな(れる)」。
一説では、元々はチョウセンウグイスを意味する文字で、鳥の意を表す「隹」と発音を示す「离」の組み合わせ。
対義的な漢字に「合」が存在し、合わせて離合と呼ばれる。
八卦の離
図像 | ☲ |
---|---|
読み | リ |
自然 | 火 |
家族 | 中女(次女) |
後天方位(基本) | 南(午の方角) |
先天方位 | 東(卯の方角) |
文字通りに陽同士が陰で離されたような図像となっている。
伏羲八卦次序では3番目で陽であり、生成論では震(≒雷)と共に少陰から生じたとされる。
文王八卦次序では6番目で陰であり、中「女」なのはこれに対応している(火に陰・女性が当てられた形となっており、これは陰陽五行とは逆となっている)。
五行は後天図との関係上、八卦の内で唯一の火が当てられており、これは離自体に火が当てられている事による形となっている。
後天図ではこれにより、法則上では西に位置するはずの所を、五行では火は南である事と整合させるよう兌(≒沢)と入れ替える、という例外的な処置をした形となっている。
対応する九星は九紫火星。
陰陽を反転させたもの(=先天図で対極に位置するもの)は坎(≒水)であり、「火と水」という組み合わせとなっている。
後天図で対極に位置するのも坎。
離を含む主な表現
離脱 離婚 離党 離島 離合
距離 隔離 分離 乖離 支離滅裂
親離れ 人間離れ 浮世離れ テレビ離れ 若者の○○離れ
離れ目 目が離れすぎている 離れずにそばにいて
離す
関連タグ
八卦 | 乾 兌 離 震 巽 坎 艮 坤 |
---|
火/火属性 次女 漢字
陰陽大戦記…「震坎兌離(しんかんだり)」で馴染まれている。
朱雀 丁酉 火の鳥…「漢字の元の意味+八卦の意味」に類似。