漢字の震
音読みは「シン」、訓読みは「ふる(える)」。
一説では、雨に音符の辰を合わせ、物を震わす雷を意味する。
広く、震えるの意で用いられる。
八卦の震
図像 | ☳ |
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読み | シン |
自然 | 雷 |
家族 | 長男 |
後天方位(基本) | 東(卯の方角) |
先天方位 | 北東(丑寅の方角) |
八卦の中では珍しく、漢字の元々の意味と共通した意味である雷が当てられている。
伏羲八卦次序では4番目で陰であり、生成論では離(≒火)と共に少陰から生じたとされる。
文王八卦次序では3番目で陽であり、長「男」であるのはこれに対応している。
五行は後天図に由来する形で、巽(≒風)と共に木が当てられており、対応する九星は三碧木星。
陰陽を反転させたもの(=先天図で対極に位置するもの)は巽であり、風雷という組み合わせとなっている。
後天図で対極に位置するのは兌(≒沢)、図像の上下を反転させたものは艮(≒山)。
震を含む主な表現
震え 震える 震えた 震え声 震えて眠れ
震動 震災 震電 震々 震撼
地震
関連タグ
八卦 | 乾 兌 離 震 巽 坎 艮 坤 |
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雷/雷属性 長男 漢字
陰陽大戦記…「震坎兌離(しんかんだり)」で馴染まれている。
庚 辰 申…十干・十二支で同じ音。