概要
主人公・鬼塚英吉が東京吉祥学苑の中等部・3年4組の担任になるときに、その前の担任の華原かすみが入っている新興宗教。
「イデ」という宇宙意志を大きく崇拝するものらしく、かなり胡散臭い宗教。入信するには土地の権利書、生命保険、その他財産の権利を教団に譲渡する(?)らしい。
教祖・代表の「ペガッサ」は仮面をつけた和服の老人で、色々と長い話をし続けたせいでキレた鬼塚に顔面をトイレに突っ込まれた。信者達もかなり気迫かつ狂気的な祝詞をしていたので流石の鬼塚も引いてしまう。
そして本題の華原かすみこと「ホーリーネーム・シリウス」は、モトヨン達の行った担任イジメによって精神を完全に破壊されて過食症に陥り、さらに壁や天井には強い殺意の殴り書きがあって鬼塚は度肝を抜かれた。ペガッサも精神を回復すべく手を打った(「宇宙波動を当てる」「イデとの一体化」「ニュータイプ覚醒のイニシエーション」「使徒の精神攻撃」等)そうだが効果は無かったとのこと。
ちなみにその祝詞にはモビルスーツやその他アニメの人名・兵器の名前等が入っている(「ドムドムリックドムザクザクビグザムズゴックズゴックアッガイ」「アズナブルアズナブルシャシャシャ~!!」「ゲルグーグゲルグーグ」「バルキリバルキリマ~ク~ロ~」「オ~ラ~バ~ト~」「メーテル様~」)。
ペガッサ曰く、毎晩祝詞を唱える行を行うことで、「波動を集め、宇宙(コスモ)と一体化し、人としての悩みを中和している」「それを人類補完計画と呼んでいる」とのこと。
アニメでは未登場。華原は病院に入院している設定に変更されている。
この先ネタバレにつき注意!!
作中には初期に一度だけ登場しただけで読者からは「単なる怪しげな宗教団体」という程度の認識で半ばギャグ扱いであり、その後は特に話に絡んでは来なかったのだが、続編のパラダイス・ロストにてまさかの再登場。生徒の誘拐監禁にて逮捕されて刑務所に収監された鬼塚だが、その署長が頭を下げていた相手が大練馬銀河教代表だと判明。
以前よりも力が上がっているらしく、建物の規模は勿論の事、警察内部や刑務所を裏で操るぐらい権力を持つ。しかも芸能界のドンと呼ばれる荒羅木蒼一が多額の寄付をして君臨し、毒手3兄弟と異名を持つ殺し屋兄弟もメンバーに入っている。
さらに天童景虎たちの調べで鬼塚逮捕についても裏で糸を引いていることも判明。
名実ともに危険な宗教団体と化してしまった様子。