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概要編集

女性の落語家のこと。落語界では「落語は男がやるもの」という観念が強かったため、女性の進出が非常に遅れていた。現在でも女性を弟子に取らないという考えを持つ落語家も珍しくないが、女性の落語家は徐々に増えている。


この風潮は同じ寄席演芸でも講談とは対照的である。講談界では江戸時代から女性講談師がいたことが知られ、現在の講談師はむしろ女流が多数派となっている(講談協会では1988年から2012年まで男性真打が一人も誕生しなかったほど)。


歴史編集

1975年に上方落語の2代目露乃五郎(後の2代目露の五郎兵衛)に入門した露の都が初の「プロの女性落語家」と言われている。上記の落語界の風潮により、それまで正式にプロの落語家に入門する女性落語家は存在しなかったのである。


その後、江戸落語でも、次の通り女性落語家が登場している。

円楽一門会は設立以来、長らく女性の落語家がなく2022年に1人入ったが前座になる前に廃業。)


2021年のNHK新人落語大賞では、上方落語協会所属の桂二葉(桂米二門下)が女性として初めて大賞を獲得している。


主な女流落語家編集

※記事のある人物・イラストのある人物を記載。

上記参照、旧名:三遊亭歌すみ⇒三遊亭粋歌。夫は柳家喜多八⇒十代目柳家小三治門下の柳家小八。

初代林家木久蔵(現:林家木久扇)門下。

春風亭小朝門下。旧名:春風亭ぴっかり☆

林家こん平門下。

上記参照。旧名:立川こはる


女流落語家をテーマにした作品編集

あかね噺...主人公の少女が落語家を目指す少年漫画作品。

じょしらく...作者が落語に疎いため落語ファンにとってはおかしな描写が多い。詳細は当該項目を参照。


架空の女流落語家編集

大黒亭文狐うちの師匠はしっぽがない

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