概要
ゲゲゲの鬼太郎のアニメでの恒例エピソードのひとつ。
鬼太郎が何らかの罪を犯したとして裁判にかけられ、刑罰を受ける所から逃げ出す話である。
おおむね妖怪に関する情報が流出→鬼太郎が冤罪気味で裁かれる→溶解罪の刑を受けるその前に身ぐるみはがされる→脱出と言う流れを取り、その話の悪役となるのが百々爺と言う流れになる。
原作とほぼ同じ。以後のシーズンではおおむね中終盤にやられるが、今作では第3話とかなり早い。
売れない映画会社に鬼太郎の存在を売り込んだねずみ男だったが、百々爺により利用されそのためのパーティの映像を利用されその結果鬼太郎が逮捕されてしまう。その後百々爺はねずみ男から受け取った半分の金のもう半分を奪うが、これがきっかけとなりねずみ男はまた裏切り鬼太郎に百々爺の弱点を教えてしまい形勢逆転。
サブタイトルは「鬼太郎危うし!妖怪大裁判」となっている。
妖怪のパーティーの映像を盗撮していた人間の手によりその映像が流出。その件により鬼太郎は逮捕される。その後代わりに目玉の親父が確保され、服は猫娘が確保していた。また鬼太郎の逃走を手助けしたぬりかべも確保され処刑を待つ状態となるが、化けガラスたちの突入により決着した。
前後編。今回は絵と言う形で流出した。脱出シーンはこれまでと同じくカメレオンのように擬態での脱出、目玉の親父が代わりに確保されると言うのも第3期と同じ。だがちゃんちゃんこやリモコン下駄はなかなか手元に戻らず、鬼太郎に成りすました子泣き爺・砂かけ婆・猫娘を囮に妖怪アパートから脱出。
鬼太郎はそこでねずみ男が「鬼太郎」を名乗り絵を送った事を知り、さらにねずみ男が百々爺から金を受け取っていた事も発覚する。そして百々爺VS鬼太郎となるが、ちゃんちゃんこもリモコン下駄もない鬼太郎では……と思いきや第3期と同じく化けガラスの攻撃により逆転。
目玉の親父たちの処刑にもギリギリ間に合いセーフ。そして百々爺ですらない真犯人が裁きを受けて終わる。
溶解刑ではなく「壺詰めの刑」になっている。証言をするのが鬼太郎に敗れた妖怪たちでありしかも動機が逆恨みと言うかなりの一方的裁判となっており、また鬼太郎も時代の変化からか、尻を見せるまでにとどまっている。
そしてねずみ男は百々爺から賄賂を受け取った……振りをして投げ返すと言う作中屈指のファインプレーを成し遂げており、5期ねずみ男を象徴するシーンとなっている。
サブタイトルは「百々爺の姦計 妖怪大裁判」となっており、完全に百々爺が悪役となった。
これまでのようなバトルシーンは少なく、極めて真っ当な「裁判」が行われている。
鬼太郎の罪も「一つ目小僧抹殺」となっていた。
なお、露出は完全になくなった。