概要
語り部である主人公には霊感が強い女友達(以下A)がいる。ある日、同じサークルの女子(以下B)の発案で心霊スポットへ肝試しに行く事となる。AはBの事を疎ましく思っていたが、何故か一緒に行く事となる。心霊スポットに到着するBは眠ってしまうが、Aは友人の1人(以下C)にBを担がせて心霊スポットに入る。心霊スポット内の井戸から怨霊が現れた時、Bの身体からなにかが現れて怨霊達を撃退する。
主な登場人物
主人公
一話の時点では大学生、二話以降では社会人。男性で本人は何の力も無い普通の人間。漫画脳からなにかに対してBの守護神の様な認識を持ったが、Aの説明でそれを改める。語り部であり、本人が話の中心になる事は無く、Aから聞いた話を語るだけという傍観者的な立場である事が多い。Aを始めとした霊が見える人を「みえるひと」と呼んでいる。
A
主人公の女友達。霊感を持っており、Bの事が嫌いではないが、なにかを恐れる気持ちから関わりたくないと思っているが、同時に気にも掛けている。Cの紹介で知り合ったHの振る舞いを苦々しく思っているが、唯一の霊感持ちの知人という事で縁を切れずにいる。
B
主人公の大学時代の友人であり、二話以降は子持ちの既婚者。落ち着きが無くて空気の読めない部分はあるが、基本的に優しい性格の女性。なにかを中に潜ませているが、本人は何も知らない。オカルト好きだが、なにかの影響で霊的な事柄を経験出来ない。Aを始めとした霊感を持っている人に怖がられたり、一方的に嫌われる事もある。読者からもその無自覚な言動から「気持ち悪い」「異常者」という生理的な嫌悪感を覚える人も存在している。彼女の母親や夫と子供といった家族も同様な感情を向けられる事もある。ちなみにBの家族は霊等と一生関わりを持たずに終わるタイプであるので、なにかを認識出来ない上に影響も受けない。
C
主人公の大学時代の男友達。職場でBの事を話した事がキッカケで主人公達に霊感男(以下H)を紹介する事となった。なにかに対して当初は主人公同様に漫画のヒーローのような認識を持っていたが、なにかの本質を理解する事によってBを敬遠する様になる。
E
Bの大学時代の彼氏。Bとは進路の事が原因で別れている。Bの家族と同様に霊等と一生関わりを持たずに終わるタイプである。霊感を持っている姉がBの事を激しく嫌っていたり、自分に片想いしていた女の子が嫉妬からBを害そうとして“なにか”に返り討ちに遭って死亡したりと知らずにトラブルの原因になっている。
H
Cの紹介で知り合った霊感持ちの男性。Cの職場の同僚の知人。Bのなにかを副業に利用する目的で彼女に接触している。Aから厄介者として扱われているが、自分の行動が原因で他人に迷惑を掛けてしまった時は責任を取る程度の良識は持っている。
巣くうもの
Bの中に潜んでいる正体不明のなにか。本気で戦う際には宿主であるBを眠らしてから外に出てくるのでBは全く存在を知らない。圧倒的な力を誇り、遭遇したらまず助からないレベルの悪霊も蹴散らしている。呪いや祟りも跳ね返すが、跳ね返すだけで結果的に第三者に被害が出てしまう場合も存在している(おまけに威力を何倍にもする事が可能)。A曰く“情念”を感じないらしく、見えない意思で能動的に動いているのは理解出来るが、通常の霊と違って行動の根幹となる“想い”が見えないらしい。Bの中に自分の都合に居座っており、彼女の事を自分の家としか思っていないと推測されている(A曰く「寄生虫」)。もしかしたら、Bからなにかを奪っている可能性すら存在している。
外見は不明だが、コミックパンダではそれぞれの腕に日本刀を持った三対の腕と精悍な顔立ちをした鎧武者として描写されている。その為、コミックパンダの感想欄では圧倒的な強さと併せてヒーロー扱いしている視聴者も存在している。
関連タグ
怪異症候群3…ボスとして登場。登場人物の1人神代春子の中に潜んでいる。
涼宮ハルヒ…この話が広まり始めた頃、読んだ人にはBを見て、このキャラクターを連想した人が存在している。自分の能力に自覚が無い人間、悪い言い方だが、自分が化け物である事を知らない化け物という意味合いである。
うずまきナルトを始めとした人柱力…彼ら程ではないが、Bもなにかのせいで人に嫌われる事が多い。
虎杖悠仁…Bと似た様な境遇の人物。
佐竹博文…彼の不幸体質の原因は彼に取り憑いている強大な力を持っている悪霊である。悪霊が齎す不幸を相殺する役回りである守護霊もいるが、佐竹しか護らないので他に犠牲者が出てしまっている。本人に霊感が無いので作中の霊能者達から教えて貰っても信じていない様だが、視聴者の一部に疫病神や死神呼ばわりされている。作中で巻き込まれた人を助けても無自覚なマッチポンプとして捉える視聴者もいるだろう。
外部リンク
YouTubeチャンネルコミックパンダで配信されている漫画動画のリンクである。