人物
主にBL、GL、少女漫画で活躍する漫画家、イラストレーター、同人作家。
元々、漫画家志望でデビュー前は同人活動をしながら新書館でアルバイト(後に正社員)として編集の仕事をしていたが、多忙の為に十分な執筆時間が取れなくなり、プロ転向を目指し、正社員から契約社員に変更。
編集として仕事をしていた縁から新書館発行の漫画雑誌「ウィングス」からデビュー。主な活動の場としている。他にもマッグガーデン、一迅社、角川書店などでも活動中。
デビュー後は同社を退社、以後専業漫画家となった。
(元々プロを目指していたとはいえ、)編集者から漫画家へと転身した専業漫画家としては一風変わった経歴の持ち主。
因みに「ウィングス」の編集者時代には、なるしまゆりや後にコンビを組むつだみきよを当時の編集長に推挙、新書館の漫画雑誌に彼女らが掲載されるきっかけを作るなど、編集者としても有能。
2022年8月に鍼灸師・あん摩マッサージ師の男性と結婚したことを公表。
血縁関係
祖父が元総理大臣の竹下登で弟がミュージシャンのDAIGO。2016年からはDAIGOが結婚した女優・北川景子が義妹。
二人が結婚した際には、「私の妹が可愛すぎる件について!しかも優しすぎる件について!」と、弟夫婦の結婚を祝福すると共に、義妹の北川を絶賛している。
彼女を漫画(及びBL)の世界に呼んだのは、金丸信の孫(金丸信の長男・康信と竹下登の長女の娘)であり、当時「幽木遊貴」の名で同人活動(ジャンルは『幽☆遊☆白書』などジャンプ系)をしていた従姉妹。
TBSの『世界バリバリバリュー』、
日本テレビの『踊る!さんま御殿!!』及び『魔女たちの22時』にDAIGOと共に出演したことがある。
蔵王大志(つだみきよ)との関係
一言で言うと、「相方」。
画風が非常に似ており、古くから親交があった。(元々は蔵王氏が影木氏の同人誌のファンでファンレターを送っていたのが交流のきっかけ。同様に影木氏も蔵王氏のファンだった)
そのため同人に限らず、商業誌での合同作品(原作が影木栄貴で作画が蔵王大志)も少なくない。
また同人、商業問わず作品の後書きなどで親密な交流振りを発信している。
氏とは容姿や体型なんかも似通っているため、後ろ姿は知人でも見間違うほどであり、初対面の人物には双子か姉妹と間違われる事も多いらしい。
後書きや4コマ、コミックス折り返しの作者の自画像(自称:代理)は黒うさぎ(その際の蔵王大志氏はくまで登場する)であり、蔵王氏の後書き漫画にも度々登場する。
主な作品
BLもの
LOVESTAGE!!(原作担当、漫画:蔵王大志)既刊6巻
BACKSTAGE!!(原作担当、小説:天野かづき、イラスト:蔵王大志)既刊3巻
運命にKISS(デビュー作)全1巻
DEAR MY SELF 全1巻
WORLD'S END 全1巻
Color(蔵王大志との合作)全1巻
非BLもの
世紀末プライムミニスター 全4巻(文庫版全2巻)
トレイン☆トレイン 既刊3巻
その他
エイキエイキのぶっちゃけ隊!!(自伝漫画)
※:番外編が同人誌で出ている
エピソード
- 実弟であるDAIGOと子供時代はさほど交流が活発にあったわけではない。しかし大学生時代に小学生だったDAIGOに『ドラクエ』のセーブデータを抹消されたことだけは覚えている。
- 影木とDAIGOの間に既婚者である一般人の実弟がいる。実弟とは年齢が近かった為子供時代はしょっちゅう姉弟ゲンカをしていたが、DAIGOとは7年も年が離れていたため上述のようにさほど交流がなく、DAIGOもそんな姉兄たちを見て「君子危うきに近寄らず」と思っていたらしい。
- 祖父が麻雀に興じている姿を見ながら育ったため弟のDAIGOと共に麻雀が打てる。しかし祖母には勝てないらしい。
- 祖父に対するバッシングが激しかった頃自宅前で竹下登に対するデモ運動が行われた。その前日にデモ主催者からビラを配られ、「デモに参加しないか」と言われたが「ココ私の家なんで」と言い返したという。
- 『トリビアの泉』出演時の台詞は全てカンペ。しかもVTRの撮影は放送3日前。
- 作家にはありがちな話だが、自分の作品のキャラクターに身内の名前を付けたことがある。しかも彼女の場合、弟2人の名前を付けたキャラクター同士のBL作品を執筆したことがあり、更には義妹の名前を引用したキャラクターも出している(参考リンク)(なお、当人達からは一応許可を貰っている)。
外部リンク
- 「子蔵屋」公式サイト(蔵王大志(つだみきよ)との合同サイト)