概要
CV:葛城政典(アニメ第1作)、市来光弘(hollow・アニメ第2作以降)
※ゲーム[Realta Nua]での担当声優は不明。
穂群原学園の一般生徒。クラスは2年C組(hollowでは3年C組)で衛宮士郎、柳洞一成、間桐慎二のクラスメイト。担任は藤村大河。
元々原作ゲームでは後藤くんというちょっと名前が登場するモブキャラ。
性格や能力、そしてフルネームについては『氷室の天地』でいろいろ固まり、各作品にフィードバックされていくことになる。
デザイン
『Fate/hollowataraxia』の設定画が公開されており、立ち絵は金髪、太い眉が特徴的なデザインになっている。(トップ絵左)TVアニメ第1作ではその設定画を基に設定された。
TVアニメ第2作(UBW)では、全く別の新規デザインになって登場しており、髪も黒髪である。(トップ絵右)
後に『氷室の天地』でも、この事がネタにされ、こちらでも一時黒髪になっていた。それによると、「直近で時代劇に影響された」とのこと。
さらに後の特番アニメ『7人の最強偉人篇』や『氷室の天地』本編では再び金髪になっている一方で、アニメ版『衛宮さんちの今日のごはん』では黒髪になっており、デザインが統一されていない。(なお、アニメ第1作以外は全てufotableが制作しているため、会社の違いという訳ではない模様。)
人物像
昨日見たテレビ番組や漫画などの影響で言動がころころと変わる人物。氷室鐘曰く「強い『我』を持たぬ柔軟性の鬼」。特に最近は時代劇関係にはまっており、サムライ風の口調で話している。
素の彼は同学年の女生徒にミーハーな憧れを持っていたり、それなりのスケベ根性を持っていたりと、ややお調子者な一面を持つ健全な男子学生。
一般人だが、目の前の相手の動きを高い精度でトレースするというスキルを持っている。漫画や小説などの創作物からも能力を再現でき、深く観察すればするほど再現精度が高まる。しかしあくまでその場限りで、相手を抜きに継続して再現できる類のものではないらしい。その特性上、相手がダメダメだと自爆する他、身体能力が追いつかなければ再現自体不可能である。また、あまりに強烈な個性を持った人物に出会うと、その人の性格が感染ってしまうこともある。
各作品での活躍
ゲーム(stay night、hollow ataraxia)
先に述べたとおりちょっと名があるだけのモブキャラとして登場するくらいで、立ち絵は出てこない。
アニメ
アニメ第1作では第1話に登場し、担任の大河に「タイガー」と呼んでお叱りを受けていた。
アニメ第2作では第8話に登場しており、ござる口調で士郎に話しかけている。
氷室の天地
日常を賑やかすネタキャラとして度々登場。
どのくらいネタキャラかというと、初登場時に名前繋がりでクルクルシュピンをかまし、次のコマでは「なんと卑怯極まりない」と発言すると言えば、少しでもおわかりいただけると思う。
映画の影響で市内の空手道場に入門したりと、端々で彼の日常も描かれている。
また、影響を受けたものに即して小道具の作成を行っていたためか、美術スキルが養われている模様で、氷室からは彼が作ったお椀の芸術性を絶賛されたりしている。
2017年大晦日に公開されたショートアニメ「7人の最強偉人篇」ではバーサーカー・ネビル・シュートのマスターとして登場。
Fate/EXTRA-CCC
5-10君としてNPCの一人として登場。名称の番号から「ゴー・トゥー」と呼んでくれと自称している。
旧校舎一階、ジナコが引き籠る用務員室の前にいる。物真似が得意というかライフワークであり、前日に見たフェイバリット映像に影響され、その役になりきるというスキルを持つ。章ごとにセリフ回しが変化し、アンデルセンや言峰綺礼に憧れている。
五章以降消えているが、その理由は購買部前のNPCが知っている。
人間関係
クラスメイト。士郎から見るとなにかと世話になっているらしく、時に士郎がお礼に弁当を分けていたりするらしい。
クラスメイト。割と親しい間柄のようで、「氷室の天地」では携帯電話一本で呼び出されたり、陸上競技大会を一緒に見に行ったりしている。
「氷室の天地」にて、なにかと接点がある女子生徒。
氷室の方から見ると特別親しいということはないが、後藤の方は好意らしきものを持っているような素振りも見える。ただ、アプローチは全て空振りに終わっているほか、向けている感情についてのはっきりとした描写は今のところ示されていない。
彼の気にかけているPC。その強烈な自堕落っぷりがNPCとしてマジリスペクトらしい。口調も良く真似ている。
余談
- 氷室の天地単行本10巻特典の『ひむてんマテリアル』によると、彼の名前は当初「後藤劾」とする予定だったらしいが、奈須氏が「こうしたらもっと素敵だと思わない…?」と一文字付け加えて今の名前になったとの事。