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怪盗紳士(金田一少年)

きんだいちしりーずのかいとうしんし

此処では『金田一少年の事件簿』シリーズに登場する怪盗紳士について取り扱う。 物語における準レギュラーキャラクター。
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概要

金田一少年の事件簿』シリーズにおける準レギュラーキャラクター。

初登場は「怪盗紳士の殺人」。

怪盗の名の通り、変装の達人で凄腕のコソ泥。

シルクハットとカイゼル髭を自身のトレードマークとし、その図案を記した予告状を出した上で関係者に変装して現場に潜り込み、狙いの品物を華麗な手口で持ち去る。

特殊メイクで実在の人物そっくりに化けて成りすますため、高確率で警察の身元調査もすり抜ける。

年齢は不明。声や体格からしてかなり若いと思われる。


人物

基本的には美術品をターゲットとした怪盗で、モチーフごと盗むことをポリシーとしている。

モチーフごと盗むと言っても物理的に持ち去るわけではなく、対象となったモチーフを元の面影が微塵もない形に作り変えてしまうという意味である。

もちろん、あくまでジョークに近いやり口で、決して対象を物理的に傷つけたり破壊したりといったことはしない。

とはいえ、

・大木が描かれた絵を盗んだときにはモチーフとなった木を丁寧に刈り込んでトレードマークのシルクハット+カイゼル髭の形に変えてしまう。

・猫の絵を盗んだときにはモデルの猫の首から下の毛を全部剃りあげて丸裸にしてしまう

と、作者からも「これはこれでけっこう酷い」とツッコまれている。このように、「如何に鮮やかに盗むか」という怪盗らしさよりは「如何に自分の犯行に誇りを持つか」という、愉快犯としての性質が強いタイプの怪盗である。

後処理や状態復元に手間の掛かることをするが、絶対に人は殺さないと決めており、それを以て紳士を名乗っている。


注意


これ以降の内容は、ネタバレが多分に含まれます。

特に、初登場エピソードである「怪盗紳士の殺人」に関しては、物語の根幹に関わる重大なネタバレになっているので、ネタバレОK、もしくは既に話の内容を知っている人間がこの後の内容について一読ください


正体

センシティブな作品▽

CV:百々麻子


その正体は「紳士」という言葉から連想される男性ではなく、高身長のセクシーな女性。

初登場時に名乗っていた名前は、醍醐真紀

怪盗紳士という名前は、自身の正体を隠すための一種のミスディレクションである。

前述の通り、醍醐真紀という名前の人物は実在しており、当時彼女には南の島にバカンスに行ってもらっていた。(ちなみにTVアニメの「死神病院殺人事件」オリジナル展開のなかで本物の醍醐真紀が登場する)

「怪盗紳士の殺人」以降は、峰不二子を彷彿させるライダースーツを着て登場することが多くなる。また、本来は変装のためだったはずの醍醐真紀の顔を気に入り、その顔のまま金田一の前に姿を見せている。醍醐真紀としての姿ではショートボブの女性で、本来の姿ではロングヘアーだが、スッピン顔は不明。

いわゆる一匹狼タイプの人物ではなく、特殊メイク担当の黒川をはじめとする多数の仲間がおり、手の掛かる大がかりな作業も鮮やかにこなしており、ナイスバディを隠して男を演じきる等、怪盗の名に恥じぬ様々な盗みの技術を持つ。

その変装技術は何度も一の目を欺いており、種明かしをするまでは気付かれないことが多い。


ちなみに、同じく作中に登場する変装お得意なキャラクターに犯罪芸術家こと地獄の傀儡師・高遠遥一がいるが、彼と事件で共演したことはない。一応同じエピソード(決死行)で別々に登場したことならある。


性格的にも高遠のような外道ではなく、一も割と気安く接していることから、共闘エピソードを一度は見てみたいと思うファンも多くいる。



活躍

他の犯人とは異なり、ターゲットをひとつに絞って素早く仕事をするうえ、変装して現場に潜り込むため、準レギュラーでありながら怪盗紳士としての登場場面はかなり少ない。


怪盗紳士の殺人

初登場回。醍醐真紀の名で絵画「我が愛する娘の肖像」を頂きに蒲生剛三の館に潜入するが、怪盗紳士を騙る別人による殺人の罪をなすりつけられそうになり危機に陥る。結局、金田一に指摘され疑いは晴れた。また、このような偽物対策として、予告状の「怪」のリッシン偏にはハネが存在している。

一によって隠していた絵画を偽物にすり替えられ、盗みは失敗。後に偽物の絵付きの重い荷物を背負ったババァになりすまして金田一にこれを背負わせ、車が走る道路のド真ん中で立ち往生させたまま置き去りにするという嫌がらせのような仕返しをしている(変装を解いた際に本来のロングヘアーの女性の姿を現したが、後ろ姿と口元の露出のみの登場だったため、スッピン顔は明らかにされなかった)。


怪盗紳士からの挑戦状

男性記者に変装し、藤田時継が所有していた名画「朝日のあたる家」を狙う。一と対決する意図があったかは不明だが、不運にも一に遭遇して正体を暴かれる。しかし逃走には成功し、今度も仕返しとしてウェイトレスに変装して金田一の依頼料をパクった。アニメ版では設定やストーリー進行が原作から大きく変わっている。


金田一少年の決死行

メインストーリーには登場しないが、グランドフィナーレにて登場。タクシーの運転手に化けて(そのタクシーをどこから持ってきたかは未だに謎)一を乗せリターンマッチの案件を持ち込むも、旅に出るからと断られたうえに、旅費のカンパとしてお金を払わされる羽目に(500円。前述の怪盗紳士がパクった依頼料に比べれば大した額ではない)。


錬金術殺人事件

終盤になって急に種明かしという形で登場。錬金術マニアの女子校生に変装し、関係者として始終事件に関わった。

この時、島にいた物理学者の娘であるなどと意味不明な嘘を言ったりもしている。

事件後、警察に変装した部下を使って、金田一によって見つかった金塊を横取りし、船でオサラバしていった。


消えた金メダルの謎(アニオリ)

偽怪盗紳士が犯行予告を出したため即座に現場へ急行。「怪盗紳士の殺人」の時といい、怪盗紳士の尊厳はどうなってんだ…なんと今回は剣持のオッサンに変装。もともと盗む気はなかったけどとりあえず偽者の予告通り金メダルを盗み、スポーツクラブGLORYの看板からLの字を、それから所有者のGLORY(栄光)も盗んでいった。


怪盗紳士の挨拶

30th最後の事件。ジャンクシーの大目玉作品「核の傘の下」を頂きに参上。金田一ホイホイの一人である玲香ちゃんに変装して一たちをおびき出した。後に一はロングスカートを履き、肩掛けポーチを掛けるといういつもの玲香ちゃんならしない服装で怪盗紳士の変装に気付くが時すでに遅し、当の本人が獲物を狩ってサヨナラした後であり、何やらエロい格好で絵を見ながら優越に浸っていた。


  • 番外編

怪盗紳士は紳士じゃない事件(金田一少年の1泊2日小旅行)

怪盗紳士の殺人で登場した酔っぱらいの吉良画伯の絵を盗むため、金田一に変装しアトリエに忍び込んだ。

8桁の掛け算を1秒で解くという金田一同様の天才ぶりを見せ、金田一のドジっぷりで盗みには成功するが、高価で売れることはなかった。


明智警視の華麗なる休日(CDブック・死神病院殺人事件)

なんか明智と良い感じになりファンをヤキモキさせた。

アニメ版では直接対決のシーンが追加。声優は吉田古奈美


余談

醍醐真紀の名は読者から公募した企画であり、その特別扱いが窺える。


関連タグ

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